先日、私の髪の毛の師匠である美容師さんから「納豆は毎日食べた方が良い」との助言をいただいた。
髪の毛に良いとの疑惑があるからだ。
そしてやっとこさ昨日スーパーで納豆を買ってきたのだけれど……納豆って、パワーがいる。
「えいや!」と気合いを入れないと食べられない……というか、開封すらできないのだ。
もちろん納豆は好き。
納豆ごはんなんて大好きだ。
しかし「納豆だけ」で食べるとなると、私の場合は、それ相当の気合いが必要となるわけである。
まず、開封してからビニールをとるところでパワーを使う。
できるだけ綺麗に取りたいから。
ネバネバをかき混ぜるのにもパワーいる。
粒を落とさないように気をつける。
どこかに付着しないように最大限の注意を払う。
タレとカラシを入れる時も、ピュッ! とならないように集中する。
もちろんそれらをかき混ぜるときにもパワーを使うし、ネギなんて入れようもんなら、ネギが振り落とされないように気を使う。
食べる時も、髪の毛に付かないように気を使う。
食べ終えてからも、あの白い容器を、どのように捨てるか作戦立てて、匂いが立たないようビニール袋に密封してゴミ箱に葬る。
要するに、常に気を使っているのだ。
危険物を取り扱うかのように、常に気を張って納豆に挑んでいるのだ。
だからパワーが必要なのだ。
今日は気合いが足りないから、納豆はパスしてバナナだけにした。
あしたこそは納豆に挑みたい。
生卵と共に。