興奮しすぎて早起きした。
まるで小学生時代の遠足の前のように。
パーソナルトレーニングでのダイエットを始めてから2週間。
停滞する体重を見てか、突如としてトレーナーさんから「明日はチートデー。1食だけ何食べてもOK牧場」の許可が降りたからサア大変。
文字でのやりとりなのに、実際に「マジですか!」と声に出すほどの衝撃だった。
お昼ご飯だけ、好きなものを食べて良い。
デザートもオッケー。
これにはかなり動揺した。
今まで、徹底して自分流のダイエット食事ルールを徹底して守っていたところに、いきなり「自由に動いてください」と言われて、心が右往左往してしまったのだ。
それからというもの、ソワソワの連続。
頭の上では「何を食べよう」がグルグルしてる。
気を抜いたらワクワクすぎてニヤニヤ。
心を整理するため、メモ帳にカキカキ。
厳選に厳選した「いま食べたいもの」が羅列された。
ちなみにチートデーは、省エネモードになった体を欺くためにあり、思いっきりカロリーを摂取した方が良いっぽく、それを考慮しての選考である。
食べたいもの&カロリー=「カツカレー」であったり。
ここで思ったのは、これ、「最後の晩餐」を選ぶ時の心境に近いんだろうなぁ〜ってこと。
よく「地球最後の日に何を食べたい?」と話すことがあるけど、それの本気のリアル版なんだろうなぁ〜って。
高カロリーを意識ってのはあるけど、「最後の晩餐になっても悔いはない」ってくらいの本気度で何を食べるのか考えるのが楽しすぎて、なかなか眠れなかったりもした。
だってだって、寝て起きて、少ししたら、それを実際に食べられるんだよ!
こんなに興奮することはない。
また、ひとつ発見したのは、普段の時によく思いつくメニューが1つもランクインしなかったこと。
高カロリーでないことを抜きにしても、
「お茶漬け」「塩おにぎり」
この辺はまるで候補に上がらなかったのだ。
昨日モーレツに食べたかった「エビフライ」が入らなかったのも意外だった。
そしてもう一つ思ったのは、やはり「大好物」は強いということ。
一番好きな食べ物はうな重なのだけれど、当然のように真っ先に思いついたのはうな重だった。
天丼なんて、お店指定。
ココイチのカツカレーは、単なるカツカレーではなく「手仕込みとんかつカツカレー」であることも付記しておきたい。
興奮のあまり何を言いたいのかよくわからなくなってきたけど、この2週間の間に食べてきた食事も、まったく苦ではないし、空腹感もないし、むしろ楽しみながら食事できている。
しかし、そんなカロリーなどを綿密に計算された食事を2週間経てからの
「なんでもOK牧場」
の衝撃と喜びはすさまじい。
この体験ができただけでも、ダイエットしてて良かったなぁ〜と思ったりしている。
さあて、何を食べようか。
もう心の中では、ほぼほぼ決まっている。
中途半端に臨んだら、チートデーは失敗するらしい。
思いっきり全力でチートしてきます!