とある出版のお仕事で過去をさかのぼる必要があったのでハードディスクを発掘していたところ、西暦2000年における私の仕事机の写真が出てきた。
仕事机っていうかPCラック。
まず正面には17インチかなぁ……のブラウン管モニタがあって。
懐かしいぃぃ!
キーボードの手前にタブレットを置くスタイルはこの時からやっていたもよう。
※現在はiPadだけど
そのキーボードの左ヨコには黒い「家電話」が!
もうすでにケータイ (もちろんガラケー)はあったけど、家電がなければインターネットはできぬ時代。
実家の電話は内線付きの特殊な回線であり、そのままネットができない仕様だったので、わざわざ「自分の部屋用」に電話線を引いたのだ。
電話の奥には56kのモデムも見える。
下の棚に陳列しているCD-Rのスピンドルはさておき、上の棚を見ていこう。
いろいろ白い箱が見えるが、私の記憶だと「スイッチャー」「外付けMOドライブ」「外付けCD-Rドライブ (TEAC)」かと思われる。
スイッチャーは、たしかキーボード端子のスイッチャーで、キーボードとゲーム用コントローラーをスイッチしてたんだと思う。
そしてラックのトップに乗ってるのが、クロックアップによる熱暴走を防ぐための空冷化目的でカバーを外して稼働中の「Power Macintosh G3 DT266」と、その横にスキャナー。
なぜマックの型番も覚えているかといえば、まだハタチそこそこの私が、清水の舞台から飛び降りる覚悟で36回ローンを組んで買ったMac本体だからである。
このローン (借金)があったからこそ、「働いて稼がなきゃ」と思ったし、辛い仕事にも耐えられた。
このローンを返し終えたくらいで心身ともに異常をきたし、持っていた全ての雑誌連載を終了させ、いちど “第一線” から離れることになったのは皮肉なものだが…… (Macと共に燃え尽きた?)。
いずれにしても、私のキャリアの初期を一緒に歩んだ名機「DT266 (300にクロックアップ済み)」を忘れることはないだろう。
ありがとうDT266。
もとい、DT266改300。
おまけ↓
1999年、執筆の仕事する20歳の私。
もうすでに今でも愛用してる紺色のエプロンしてる!
若いなぁ……。