空腹は最高の調味料とはよく言うが、本当にその通りだと思う。
腹減っている時に食べるご飯は、いつもの1.2〜1.5倍くらいは美味く感じる。
最近、凝り始めそうなのがコレである。
「美味しいものを作るというより、美味しく感じる状態を作る」みたいな。
むこうから美味しさが来るのを待つのではなく、美味しさを迎えに行く感じというか。
いろいろ試した結果、なんとなく定まってきた。
仮に朝ごはんを最も美味く食べたいのであれば、「前日の夜を軽くする」のは必須。
これはもう絶対。
「腹減った〜」と起きるくらいでちょうど良い。
もうこの時点で1.5倍は約束されたようなものである。
続いて運動。
もしやと思って、朝に5km走ってから朝メシを食ってみたら、これまたウマイ!
1.8倍くらいまで上昇した気がする。
さらに、ジョギング後のシャワーを「じっくり半身浴」に変えてみたらもう大変。
闇風呂にして30分ほど入れば1kgほど落ちたりもする。
いわゆる「水抜き」の状態であるが、この渇いた状態からの「納豆ご飯」の美味さったらない。
軽く「うまさ2倍」は越えている。
今日はさらに、ここに「筋トレ」まで入れてみた。
腹筋4分。
腕立て2分。
背筋2分。
あわせて8分だけの筋トレだが、筋肉が「タンパク質ほし〜よ〜、タンパク質ほし〜よ〜」と訴えているところに、納豆をブチ込む!
2.5は行きましたよ。
そして今日、これは偶然だったのだけれど、冷凍ごはんを切らしていたので、急いでごはんを早炊きした。
46分後、炊き立てごはんの出来上がり。
間髪入れずに納豆をこねくりまわし、炊き立てから5分も待たずに「炊き立てごはんで納豆ごはんの黄身おとし」を掻っ込んだら……もう……。
3倍だね。
控えめに見ても3倍。
ここまでウマくなりますかってくらいにウマくなる。
単なる納豆ごはんを、ここまで高められてしまうのてますか、ってくらいにウマくなるのだ。
今日の納豆ごはんを超えるとしたら、炊飯器の「早炊き (46分)」ではなく「熟成炊き (60分以上)」しかないかな……と。
早くも到達してしまった感がある。
究極レベルの納豆ごはんに。
走るのを5km以上にしたら、さらに美味くなるのかな。
夜を軽くするのではなく、夜を抜いたら、さらに美味くなるのかな。
なんかこれアレだな。
マゾグルメみたいな感じだな。