スーパーに『特濃ケンちゃん』なるお豆腐が売っていたので買ってみた。
こういう系のお豆腐、むかし流行ったよなぁ。
『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』の登場時は衝撃的だったなぁ……なんてシミジミしつつ、実は「こういう系のお豆腐」を買ったのは人生初。
用途はもちろん、
「ナントー(なん豆)」もしくは「なんまめ」こと「なんちゃって豆花」である。
なお、なん豆についてはこちらを参照。
↓
単なる豆腐ときな粉と黒蜜作る「なんちゃって豆花」がマジうま - 羽鳥商店
それではさっそく……
ほう。
こんな感じなのね。
いかにも濃そう。
きなこ、シナモン、塩をかけて……
果物と黒蜜をぶっかけて完成。
して、そのお味は──
なるほど……。
おいしいのだが、思ったほどではなかった。
というのも、なぜか「なん豆」は大豆の味を消してしまう作用があり、たとえケンちゃんの「特濃」であろうとも、ほぼ「濃い味」は私の舌に届かなかったのである。
いちご爆弾と合わせたら、それはもうさらに「引き立て役」に回るような感じで。
もしや、きなこや黒蜜が多すぎて、はたまたイチゴが強すぎて感じないだけかな……と思い、
「追いケンちゃん」して、やや薄めになった「きな蜜」と共に食してみたが、
やはり「特濃ケンちゃん」は「単なるケンちゃん」になっていた。
めちゃ安のお豆腐よりは、食感はじめ、密度的 (作り込み的?)なところでは上だと思ったが、僅差といえば僅差。
大豆の味を消してしまう「なん豆」で知る、お豆腐の奥深い世界。
最近の私は、「干し蕎麦」以外にも、「お豆腐コーナー」に熱視線を送っている。