羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

20年前コンビを組んでた相方が復活すると。それを聞いた私は…

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日、とある人と飲んだ。

 

その人は20年前に私と明確なコンビを組んでいた人で。

一緒に事務所を作ったほどの人で。

お笑いコンビで言うなら相方で。

マミヤ狂四郎とセットともいえる、とあるデザイナー (元編集者)だった。

 

 

私が放浪の旅に出てからもチョイチョイと連絡をとっていて。

唯一、仕事以外の用事で国際電話をしてきた人だ。

インドで彼の「元気ィ〜?」という電話を受けたことを思い出す。

 

 

その後はけっこう疎遠になり。

8年ほど前に発売された本の制作も一緒にやったけど、それが最後で。

その後、音信不通。

 

 

まあ大変なんだろうなとは思っていた。

たまに思い出しては、何してんだろうなと。

そしたら先日、いきなり仕事中に電話があり。

知らない電話番号だったので誰かと思ったら、かつての相方で。

 

 

おー、久しぶりと。

こんな電話でまとめられるほどの内容ではないなと思ったので、すぐにスケジュール調整して飲み会を決め。

そして今晩、飲んだ。

 

 

お互い、いろいろあった。

ありまくった。

けどまあ、生き延びた。

 

 

彼は50歳の誕生日の日に「復活」しようと決めていたと。

それまでは諸々の事情で動けなかったが、50になったら復活しようと。

そして、50になったその日、誕生日の日に、勇気を出して、まず電話したのがかつての相方である私だったそうな。

 

 

もしもし? 誰ですか?

おー!

電話ではアレなんで飲みましょう。

昔みたいに、カニでも食いますか!

みたいな。

 

 

何年かぶりに私に電話をしたのは相当に勇気を振り絞ったという。

そりゃ勇気いる。

私ならできないかもしれない。

 

 

いろいろ話した。

知らぬ「間」を埋めるように、いろいろ話した。

会うのはたぶん8年ぶりだけど、わたし的には20年前にコンビを組んでいた時の感情が復活していた。

というか、その時のまんまだ。

 

 

彼は私のことを「マミヤさん」と呼ぶ。

彼と仕事をしてきた時、私は「マミヤさん」だったから。

 

 

その後の「GO羽鳥」の活動もチョイチョイとテレビなどでチェックしていたと彼は言っていたけど、やはり20年前の相方であったこともあり、いまだに私のことを「マミヤさん」と呼ぶ。

 

 

なんとなく、私も、「マミヤさん、やるか」という気持ちになった。

彼も再起動だけど、マミヤさんも再起動なのではと。

もうかれこれ20年ほども「描きたいな」と思ってた漫画を一緒に作るのは、私をマミヤと呼ぶ、かつての相棒、彼なのではないかと。

 

 

なので私も気合を入れて再起動。

ずっと心に秘めてた漫画を、今年中に描こうと。

それがウケようとウケなくとも。

今年、描いてみようかと。

 

 

本当に今年は勝負の年だ。

書くし描くし大忙しだ。

そんな年なのであろう、今年は。

やるしかない。

フルスイングだ。

2023年のマミヤ狂四郎。

2023年のGO羽鳥。