食べ物って、料理って、感じるものだと思うんです。
味とか食感とかあって、総合的に感じる。
もっと言えば作り手の「念」を感じる。
やっぱり、念が入ってる料理って全然違う。
そこに感動とかがある。
逆に、何の念も入ってない料理もある。
どことは書かないけど。
うな重食べたんです。
なんか爆発的に流行ってるから。
味を確かめる意味みたいなのもありで。
正直それは、「まあそりゃうまいんだけど、何の念も入ってないね」みたいなうな重だったんです。
なぜその価格で出せるのか。
どのようにして、美味く感じるようにしているのか。
それは確かに発明というか「工夫」みたいな感じだけど。
ちょっと念が入ってなさすぎる。
心、皆無。
どうかと思う。
2度と食べたくない。
とあるチェーンの寿司。
安いし文句はない。
美味しいと思う。
でも。
ペラペラのボイルエビが、ズレたままのっかってるとかどうなのそれ。
それをOKとするなんてどうなのかと。
あまりにも悲しいじゃない。
寿司として。
そういうものばかり食べていたら、それは心も病む気がするんです。
どんどんどんどん、「念のない心」になっていくと思うんです。
つまり、「感動しない心」になっていくと私は思うんです。
とあるチェーン中華のチャーハンとかすごいですよ。
ドラム式のチャーハンマシンが作ってるんです。
オートマチックにチャーハンが炒まっていくんです。
グルグルグルグルと。
それもう、ロボットじゃん。
ロボットが作ったチャーハンが普通に出されているわけです。
未来じゃん。
ドラえもんの世界じゃん、もう。
良い悪い別として。
もう普通にロボットが作った料理を食う時代なんです。
人間が関わってたとしてもロボットですよ。
手順通りにやるだけなんで。
そこに考えとか心とかないんです。
入ってる訳ないんですよ、念なんて。
これからの時代。
どんどん念みたいなものが失われて行く気がします。
私は念を食べていきたいです。
だって、食べ物が人間を作る訳なので。
しょーもないもの食べてたら、しょーもない人間になります。
私は、ちゃんとしたものを食べていきたいです。
心と念の入った食べ物を。
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