漫画家の仕事って

人によるとは思いますが。

漫画家の仕事って、ハードだと思うんです。

タイトル考えて、キャラ考えて、あらすじ考えて、セリフ考えて、構図考えて、コマ割り考えて、絵を描いて、背景も描いて、細かい装飾などもして。

やることありすぎるだろ。

いくらなんでも。

皆さんが思っている以上に、漫画家の仕事ってハードコアです、本当に。

私の場合はですけど、すっげ〜パワー使います。

寿命縮まるってくらいパワー使わなきなならないときもあったりで。

けっこう大変です。

最近あんまり描いてないけど。

それでもやっぱ、毎月の1ページ連載だけでもゼェゼェなるくらいパワー使ってます。

漫画って、距離走だと思うんです。

1ページ、最低でも1.5kmメートルくらいかな、使うパワーは。

走る時のカロリー的には。

私みたいな、あまり絵を描かない「抜きのマンガ」でもこうです。

だから、しっかり描き込んでる漫画だったら、体力消耗はその数倍行くと思います。

で、それ4ページ。

最短でも6キロ。

これが私が最も得意な距離でもあり、これ以上は走れません。

むかし50ページ漫画を描いたけど、もう永遠に終わらないマラソンみたいな感覚になりました。

遠い遠い。

50ページって。

それに対して4ページ漫画ってのは実に作りやすく。

それぞれのページで「起承転結」つければカタチにはなる。

一番ドキドキさせたいのは3ページ。

見せ場は絶対に3ページ。

見開き始まりなら、紙をめくるとき。

この「めくり」で、どれだけの「カマシ」かできるか、みたいな戦いを毎回やっています。

引いて引いてドン！みたいな。

ビミョーに間とかタメとか駆使して、3ページ目で一気にドカンと爆発。

あとは流れるように展開して、そのまま4ページ最後のオチまで行けたら綺麗。

そんなことを考えながら描いています。

楽しいけれど、大変ですよ。

だから私、かなり漫画家さんって尊敬なんです。

みんなよくやるよな〜って思ったり。

まだまだ、がんばります。

みなさんも、がんばりましょう。

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