羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

2024年、今年の梅仕事は中止で

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ぁもう無理なんだけども。

 

気づけば土用の丑の日。

例年なら「梅干しを干す日」だ。

 

でも今年はちょっと、GO羽鳥の梅仕事は中止で。

 

GO羽鳥というか、「羽鳥家」の梅仕事は中止で。

 

いま、そうせざるを得ない状況にありで。

 

梅が歴史的な不作ってのもある。

※↓参照

【梅仕事2024】え〜っ! 今年は梅干しの梅が「かつてない大不作」らしい… - 羽鳥商店

 

あるっちゃあるけど、手に入れようと思えば通販とかで手に入るし、これが理由ではない。

 

 

 

そろそろ梅仕事の時かな〜って頃から、私の人生の中でも今が歴史的に忙しく、梅仕事をしている時間が完全になかったってのが真相だ。

 

どんだけ時間がないのかというと、キックボクシング、ポールダンスに次ぐ習い事「ダンス」を辞めざるを得なかったほどの過密スケジュールなのだ。

 

そこに梅仕事が入り込む隙などはない。

 

 

 

 

もうひとつは、今年はちょっと、羽鳥家の梅干しは「喪」に服そうかなというのもあり。

 

春前、じーちゃんが亡くなったので。

 

※↓参照

じーちゃん、おれ、いろいろ、引き継げたかな - 羽鳥商店

 

そう、羽鳥家の梅干しの象徴であり、作者でもある偉大なる梅干しクリエイター羽鳥留男 (94)が大往生したというのもありで。

 

 

 

 

実は、今だから明かすが、私が「じーちゃん、もう先がない」と直感したのは、去年2023年の梅仕事だった。

 

私が今年の梅仕事の状況報告とアドバイスを乞うために実家に行った際、「今年の梅干し」を解説するじーちゃんに異変を感じた。

 

作り中の梅干しが、おかしかったのだ。

 

私が生まれた時からすでに梅干しを作るのが毎年恒例だったので、少なくとも44年は続いていた「じーちゃんの梅干し」の漬かり具合が、明らかに変だったのだ。

 

それを見た時、はっきりと私は「じーちゃんの梅干しの歴史は終わった。昨年2022年がラストイヤーだったのだ」と悟った。

 

 

だから私は本気を出した。

去年の私の梅仕事は、ここ3年の集大成。

もうじーちゃんには頼れない。

今年自立しないと間に合わない。

ものすごいエネルギーを注いで梅を漬けた。

 

 

結果、過去最高の出来となった。

※↓参照

ことし漬けた自家製の梅干しを食べてみた! - 羽鳥商店

 

 

正月、じーちゃんに見せた。

 

まじまじと観察して「丁寧に作ってらぁ」と、嬉しそうだった。

 

まるで子供のような顔して喜んでいた。

 

「まあ、いいんじゃないの。これからでしょ」というような笑顔だった。

 

 

 

 

じーちゃん、とりあえず今年はオレ、梅仕事をお休みするよ。

 

来年から「GO羽鳥の梅干し」の本格的な修行を始めようと思うんだ。

 

年々かならずウマくしてって、オレが50になる頃には、ある程度の「完成」を目指すからさ。

 

50歳の頃には「羽鳥留男 (羽鳥家)の梅干し」を完成させていたじーちゃんみたいに。

 

あと5年 (5回)しかない。

間に合うかな。