先日、知人と「実に庶民的な生活トーク」をしていたところ、突如としてシングル宣言をしてきた。
「一生独り身でいる!」と宣言したわけではなく、トイレットペーパーをシングルにしたと言うのである。
その時は「フ〜ン」と適当に流したが (便やトイレットペーパーだけに)、後日、ふと冷静に考えてみた。
私がよく買う「3倍」とか「3.2倍」とかあるけれど、いずれもダブル。
距離にして75〜80メートルである。
対してシングルは150メートル。
「3倍長持ち」の「2倍の長さ」なのである。
つまるところ「6倍長持ち」するわけである。
しかしシングル。
されどシングル。
考えてみよう。
ダブルってのはシングルよりフワフワなわけだ。
それだからこそ、お尻を拭くときに優しい感じになる。
だが。
そうゴシゴシと拭く時あるのかと。
ウチ、シャワートイレではないかと。
もう「便をぬぐう」のではなく「洗浄後の水滴を拭く」に過ぎないのではないかと。
それだけなら、もうシングルでも良くないかと。
さらにだ。
日本もそうかもしれないが、海外の空港とかに行ったらほぼ100%シングルだ。
シャワートイレでもないのにシングルだ。
でも「えー! シングル〜?」なんて思ったことあるかと。
ない。
ないのだ。(私の場合は)
トイレットペーパーがあるだけありがたい、いつもそう思っているくらいだ。
となると。
私にとって、もはやダブルの意味、無くないか? と。
まさしく金額的にも距離的にも交換の手間的にも「人生半分損してた」のではないかと。
なぜ私は無意識的にダブルを選んでいたのであろうか。
あまり深く考えなかった「慣例」なのではないかと。
すでに何年も前から、いや正確には今の家に越してきて、ちゃんとした温水シャワートイレが付いた瞬間に、ダブルにする意味は無くなったのではないかと。
「トイレットペーパーはダブルに限る」。
その考えからアップデートできなかっただけなのではないかと……。
私のトイレットペーパー観は、今日を境にアップデートされた。
ということで、
知人の真似してシングルを買ってみた。
私もシングル宣言だ。
本当に独り身なので、ダブルの意味でシングル宣言だ。
150メートルもある。
はたしてどのくらいもつのだろう。
一巻使い終え、どんな塩梅だったのか体験したのち、またブログにて報告したい。
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