昔から9月が苦手。
そりゃもう小学校の時の9月なんて、厳密に言えば9月1日なんて、地球滅亡の日くらい絶望だ。
なぜなのかは熟知している。
大好きな夏が終わるから。
大好きな夏がまだ夏の顔してるのに、強制的に「秋」というステージに入った感。
さらに厳密に言えば、ぶっちゃけ8月15日とかそのへんで「フッ」と夏は脱力していく。
一応まだ暑い。かろうじて暑い。
でも顔は「一仕事終えました」みたいな「それでは、また来年!」感。
だって空の雰囲気が違う。
色も違う。
雲も違う。
たまに「完全に秋の風」が吹いたりもし。
さびしすぎる。
そんなさびしさが、まさに秋っぽくもありで、心の調子がガチャついてくる。
そのいっぽう。
人生が変わる何かが起きるのも9月。
22年前、放浪の旅に出たのは9月20日。
10年前、LINE乗っ取りの記事がバズったのは、たしか9月18日。
3年前、下高井戸からの引っ越しを決意して内見しまくってたのも9月。
なんか9月ってのは私の中でとても不思議な月らしい。
あまりにも大きな変化が起きるから、とても疲れちゃうのかなって思っている。
ちなみに昨年は、そんな「日本の9月」から逃げた。
海外に2回も行った。
できるだけ「秋へのうつろい」を感じぬように。
どうせなら「いきなり寒い」のほうが、まだ気持ち的に耐えられるから。
今年の秋は、いや9月は、どうなのだろう。
まあいろいろあった。
すでにたくさんあった。
人生が変わってしまうのかもしれないし。
いや、もしかしたら。
人生を変えようとしているのかもしれない。
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