今日、ポールダンスの練習に半袖で向かうと、ポールおじさんこと佐藤さんが「この寒いのに半袖!?」とビックラこいてた。
一方の佐藤さんは革ジャンだった。
私は笑いながら
「昔よくいた、冬なのにランニングと半ズボンの小学生みたいだね(笑)」
と懐かしネタで返したのだが、実は私、小1のころ、まさに「 冬なのにランニングと半ズボンの小学生」だったのだ。
なぜそのようなスタイルで登校したのかといえば、クラスにもう1人 (というか元祖)、ランニング半ズボンがいたからである。
なんだか冬なのにランニングと半ズボンで軽快に過ごす彼のことがとてもカッコよく見え、私もシレっと「ランニング半ズボン軍団」に加入した。
軍団とはいえ、2人しかいないが。
ここで皆さんが絶対に思う疑問点は「寒くないのか」ということに尽きると思う。
なので私が代表して答えたい。
寒い。
クッソ寒い。
もしかしたら「元祖くん」は寒くなかったかもしれない。
でも私は寒かった。
鳥肌が立つことすらあった。
しかし、ここで長袖を着たら負けだとも思った。
まだ小1のくせして、「ここで長袖とかに甘んじたら武士の恥」みたいな気持ちで耐えていた。
もちろん皆にはポーカーフェイスどころかフェイクフェイスで「寒くない顔」をふるまっていたが、実はめっちゃ寒かった。
小2から、シレっと長袖を着る一般層に戻った。
「元祖くん」は、小2になってもランニング半ズボンだった。
そんな彼を見て「負けた」とは思ったが、「カッコいいな」とは思わなくなっていた。
きっと大人の階段をひとつ上ったんだと思う。
そうやって皆、大人になっていく。
今も私は半袖でいるが。
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