羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

私は現地適応能力が高いのかもしれない

f:id:gohatori:20250314083328j:image

初から期待はしていなかった。

 

香港の 美麗都大厦(ミラドマンション)。

ここは、なんというか、日本に例えるなら治安悪めの巨大マンション。

 

店あり、工場あり、マンション全体が完全にカオス。

その中の一室が、さらに細分化され超狭い「一室」になっている、安宿密集マンションだ。

 

同じく有名なこのタイプの安宿には、 重慶大厦(チョンキンマンション)がある。

 

f:id:gohatori:20250314084059j:image

実はここ、20年前の放浪時代も泊まったことがある。

その時はあまりの狭さに、ノートPC (iBook)にコーラをこぼしてブッ壊し、〆切が近かったこともあり急遽帰国した忌まわしき思い出がある。

 

そもそも香港には良い思い出がない。

美人局的な詐欺に遭いかけたり……。

※変な男がやってきたけど喧嘩上等でブチギレて跳ね除けた。

 

でも20年経ったいま、ふたたび香港に降り立った。

予約した宿の住所を見ると、奇しくもあのミラドマンション。

宿主のインド人は「君のためにグッドルームを用意した」と言っていたが、

 

f:id:gohatori:20250314084541j:image

どこがやねん。

入ってベッド、おわり。

窓なんてない。

シャワートイレはあるけれど、お湯が出るのは30秒そこそこ。

これがグッドルームならノーマルルームはどうなるんだとツッコミたくもなるが、

 

f:id:gohatori:20250314084716j:image

楽しんで使いこなしてしまう私がいた。

 

そもそも20年前に泊まったのも、こんな宿だった。

特に何も驚かず「またか」となり、「さ〜て、どんな自分の部屋にしようかな」と攻略し始めるのであった。

 

かつて、私の単行本に、あと書き的に寄稿してくれた私の師匠のライター様は、私について「現地適応能力が極めて高い」と評してくれた。

 

昔からそうだったのかも知れないけど、今はさらにパワーアップしている気がする。

 

どんな部屋でも自分の空間にする自信があるし、どんな部屋でも楽しむ余裕もある。

※なにせ毎日必ずデカいGが2、3匹は出る宿で2ヶ月くらい生活したこともあるくらいだし。

 

困るのは、あまりにも快適になりすぎて、なかなか外に出られなくなることだ。

今もこうして早朝ながらブログを書いている。

※シャツの乾き待ちってのもあるが。

 

そろそろ着替えて、街に繰り出そう。

今日は歩くぞ。

めざせ3万歩。