去年あたりから、かなりの確率で飛行機の席が「非常口近く」に割り当てられる。
※安いチケットなので自分では選べない。
非常口近くになるということは、とても大切な役割が与えられるということ。
緊急時、乗客を落ち着かせたり、制御したり、誘導したり。
降りたら降りたで、これから飛行機から降りる人を下からサポートしたり。
そんなことが「非常口近く」の席に置かれている案内には書いてある。
要はCAさんの補助的な役割だ。
責任重大である。
まぁ私は、小学校低学年の時から堀ちえみの「スチュワーデス物語」を1億回くらい観ているので、緊急時の脱出体勢などはイメージングできている。
あの空気で膨らむ滑り台は、「前ならえさせつつ座らせたレゴ」みたいなコの字のポーズで滑り降りると記憶している。
むろん、寒い今の時期、手袋を脱ぐ時は「ヒロシ……」と呟きながら口に咥えてギギギと外すことも忘れない。
まもなく季節は春になるが、春と聞いたら「やすこ」と即連想してしまうほどの、ドジでのろまな亀なのだ。
ちなみに…… (これ以降のスチュワーデス物語の話は割愛)
……上記のことを踏まえつつ説明したいのは「非常口近く」の席は、上記の役割のほかに、メリットとデメリットがあるということ。
まずメリットだが、
席の足元が広い!
かなりひろびろ。
足も伸ばせる。
圧迫感なし。
最高である。
対してデメリットは、「すべての持ち物を座席上の収納庫に入れなければならない」ということ。
本もペットボトルの水も、それらを入れたサブバッグも、すべて「足元には置いてはいけない」のだ。
なんなら防寒着を膝上に抱えているのもNG。
着るか、上げるか。
とにかく “何かあったら即行動” できる体勢を求められる。
てな感じで、飛行機に乗る前、せっかく用意した「足元に置く用の荷物 (ペットボトル、本、パスポート、防寒着、充電器やケーブルなどを入れたサブバッグ)」も、席が非常口近くだと判明すると意味なしの産物となる。
サブバックも、上の収納庫へ。
ペットボトルの水をゴクリとひとくち飲んだのちサブバックヘ収納。
スマホとイヤホンと畳んだ空気まくらをポッケに入れ、覚悟を決めて「音楽を聴きながら寝に入るモード」になるのであった。
それにしても、どういう基準でこの「非常口近く」の席が割り当てられるのだろう?
私の場合、なぜか去年あたりからこの非常口近くが頻発。
先日の香港も、片道は非常口近くだった。
ちなみに昨年私は16回も海外に出た。
もしかして渡航歴が多い (飛行機に乗る機会が多い)とか関係していたりする?
「飛行機は初めて!」って人に、そんな大役をまかせるのも荷が重い (というか絶対にパニックになる)と思うし……。
う〜む。
おしえて、教官!
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