
好きな食べ物は何ですか? と聞かれたら、私は「チャーハン、うな重、とんかつ!」と答えるかもしれない。
なかでも特別なのは、やはりうな重。
こんなに好きなのに、ここ数年は、あまりお店では食べていない。
冷凍うなぎ(国産)を覚えてからは、家で調理し直して食べるほうが多くなってしまった。
でも、やはり、お店で食べたい。
いっちゃんいいの(一番いいやつ)をお店で食べたい。
だがしかし。だがしかし!
あまりにも儚(はかな)いのだ。うな重って。
すぐ食べ終わってしまう。
すさまじく早い。
夢中なもんだから、よけいに早い。
おそらく私、うな重は最短「6口」で食べてしまうと思う。
ちょっと控えめにしても「8口」な気がする。
つまり私は、アイスのモナカよりもうな重のほうが早く食べ終えてしまう可能性すらあるのだ。
その儚さを打破しようと、なんとか時間を遅らせようと、1秒でも長く「お店のうな重」を頼もうと、「ごはん大盛り」という必死の抵抗をしたりするのがデフォなのであるが、それでも6口〜8口は変わらない。
本気出したら、たぶん4口。
もう「うな重は飲み物」といっても過言ではないくらいのスピード感でガッついてしまうのである。
どうしたらいいのか。
どうしようもないのか。
そのうち「うな重2個」とかがデフォになりそうな気がする。
たまにしか行かないから、ほんと、年に一度ないし、数年に一度ペースになっているから、「うな重2個」もアリな気もする。
それでもたぶん、4口×2個=8口で食べ終えてしまう気もする。
何も変わらない気もする。
でも。
その儚さが、うな重。
その儚さが、良いのだ。
