
テクノロジーって便利!
手元のスマホで銀行口座が操れる!
メールもできるし、カレンダーも見れる!
声で家電が制御できる!
なんだってできる!
ユーザーネーム、パスワード、ログイン。
「こちら、認証係です。
それだけでは入れないことになりました。
入るための答えをメールで送りましたのでご確認を。」
──えーと、認証コードはこちらとこちら。
「確認します。
はい、中へどうぞ」
ユーザーネーム、パスワード、ログイン。
「こちら、認証係です。
それだけでは入れないことになりました。
ただいま、こちらのグループに属している、あなたが持つ他のデバイスにも向け、認証コードを送りました。
他のデバイスで受け取ってください。」
──え〜と、他のデバイス、他のデバイス……あった、ここだ!
あっ!
もう認証制限期間過ぎてしまった!
「再送信」っと……はい、きたきた。
はい、こちらは、私のデバイスです。
はい。
「はい、確認します。
……はい、入っていいです」
え〜っと、仕事上のここの部分、他のメモ帳にコピーして……
「あっ、こちらの文章のコピペは不可です。
仕事で使うもののセキュリティ上、コピペ禁止とさせてもらいました。」
食卓のライト消して!
「そのような名前のデバイスはありません」
食卓の照明消して!
「そのような名前のデバイスはありません」
リビングのスポットライト消して
「そのような名前のデバイスはありません」
……物理的なスイッチは手の届かないところにあるし、もう点いたままでええわ!
指紋認証、顔認証。
制限時間付きトークン。
パスキーはどうですか?
セキュリティ上、それは不可です。
──なんかもう不便じゃないか?
便利になればなるほど不便になってないか?
すげー意味のない時間が過ぎてるなとか思ったりする、昨今のセキュリティ。
なぜセキュリティが必要なのかといえば悪い奴がいるからで。
悪い奴らが使う悪知恵もテクノロジーも進化してて。
それに対抗するテクノロジーが生まれ。
結果、どんどんめんどくさくなる。
指紋認証に顔認証。
たぶん次は目の紋みたいなのになる気がする。
角膜認証的な。
声認証、なんてのもかるかもしれない。
今後も、どんどんどんどん面倒になる。
いよいよ肛門認証も現実味を帯びてきた。
※↓参照
