
昼ごろ、アレクサに今日の天気について聞いた。
アレクサは予想最高気温、予想最低気温など教えてくれた。
いまいちその数字だけでよくわからないので私は聞いた。
「アレクサ、今日は暖かいのかい?」と。
するとアレクサはこう答えた。
他にこんな日あったかい? ──と。
私の真面目な質問に対して、アレクサはアントニオ猪木ばりの寒いダジャレで返答した。
これは何かの間違いだと思い、もう一度アレクサに問うてみた。
アレクサ、今日はいつもより暖かいのかい?
するとアレクサはこう答えた。
なんなら、ドヤ顔のようなテンションで答えた。
他にこんな日あったかい?
2回目。
よほど自信があるのだろう。
しかし私が求める答えはダジャレではない。
さらに詰めて聞いた。
アレクサ、ダジャレとかではなく、他の年とか最近と比べて今日は暖かいのかどうか? それを聞いているんだよ、と。
するとアレクサはこう答えた。
他にこんな日あったかい?(完全にドヤ)
──もう私はアレクサに聞くのやめた。
そして自分の手で窓を開けた。
自分の肌で気温を感じ、暖かいか、暖かくないかを判断した。
結果、暖かかった。
今日は革ジャンじゃなくてカーディガンでいいな、と。
AIに頼らない生活をアレクサは私に教えてくれているのかもしれない。
ブルース・リーばりに、私に「感じろ」と言っているのかもしれない。
私に「動け」と言っているのかもしれない。
そして、自分の五感で判断しろ、と。
なにげにアレクサは優秀なAIなのかもしれない。
人類の進化を促すための、愛あるボケなのかもしれない。
アレクサすごい。
他にこんなAI、あったかい?
