羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

24歳の女性が「私 (46歳おじさん)のヌーブラ」を借りるという世界線

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ールダンスの練習中、私にとってポールの先輩にあたる若い女性 (24)から質問が飛んできた。

 

 

「スーパーレイちゃんはヌーブラどうしていますか?」

 

 

普通の46歳おじさんに向ける質問であればスポーツカーの「スープラ (トヨタ)」であろうけども、彼女はたしかに「ヌーブラ」と問うてきた。

 

 

しかし私は狼狽えることもなく、

 

 

「俺のヌーブラは、いろいろ試した結果、コレだ! ってのを使っているよ。もう10年以上、ベージュのを使ってきたけど、この前のステージから黒色のを新調したんだ。カップはA。大きすぎるとわざとらしいし、動きにくいからね。あと、ダンス中にポロリと落下したこともあるから、透明の紐も必ず付けるようにしているよ」

 

と、早口でスラスラと答えた。

 

 

女装歴13年。

入れ乳、女装用ブラ、メンズブラ、酸いも甘いも経験してきた私が行き着いたのは、やはり「いわゆる普通のヌーブラ」だった。

 

 

──どうやら彼女、ステージ本番直前だというのに、ヌーブラ選びで難航していた様子。

 

ちょうど私の「黒」は、まだほとんど使用していないピカピカの「ほぼ新品コンディション」なので、貸し出すことになった。

 

「ほぼ新」なので粘着力もスゴイ。

やはりヌーブラは粘着力がモノを言う。

これならきっと彼女のポールステージも成功することだろう。

 

 

それにしても。

 

 

24歳の若き女性が46歳おじさんにヌーブラのことを聞いてくるのもどうかと思うが、10年以上の研究を経てヌーブラを極めている私も私である。

 

ポールダンスの世界ではよく、そんな異常な世界線に迷い込む。

とても居心地が良い。