ちょいと気になるプロジェクターを買ってみた。
中国メーカーの、1万円チョイのやつで。
AmazonのFire stickが内蔵されているみたいな感じで。
とても便利。
でも。
まず、このプロジェクターを家のネットワークに加えなければならない。
Wi-FiのIDとパスワードを、このプロジェクターに入力する。
もうウチのWi-Fi、この中国プロジェクターにバレた。
YouTubeも見られる。
ログインしていたほうが便利にコトが運ぶ。
なのでGoogleアカウントを入力してログイン。
もう私のGoogleアカウント、この中国プロジェクターにバレた。
Netflixも見られる。
もちろんログインだ。
もう私のネトフリアカウント、この中国プロジェクターにバレた。
Amazonプライムも見られる。
ログインしておいたほうが、この機器のポテンシャルをフルに発揮できる。
もう私のAmazonアカウント、この中国プロジェクターにバレた。
まあこんなの、今に始まったことじゃない。
プロジェクター以外にも、Wi-Fiを介するスマート系のアダプタ(中国メーカー)とかの時も同じことを思っていた。
いろいろ筒抜け。
というか、「便利」のために、自ら教えしまっている。
これを防ぐには「国産の機器を使う」だったりするのだけれど、高価だったり、そもそもそんな便利なモノが発売されてなかったりで、「便利」のためには、どうしても海外メーカーのブツを使わざるを得なかったりする。
相手が本気を出せば、私の個人情報なんて1瞬でこっぱみじんになる。
相手が中国であるとも限らない。
そう考えると、私だけではなく、みんな……、だと思うけども。
さらにそう考えると、個人情報とは……となる。
今の時代、もっともセキュリティの高い人は、原始的な生活を送っている人である。
今の時代、IT的に無敵なのは、未開の地に住んでいる人、もしくは “持たざる者” である。