
先日、キックのジムの仲間と3人で祝勝会をした。
私を含めて2人は先日(3/8)の試合に出場し、どちらも勝利。
そんな我々のために一席を計画してくれたのは、過去に一緒に試合に出たこともあるジム仲間。
我々の今回の試合前の練習にも付き合ってくれた、実に面倒見の良いベテランファイターだ。
本当なら、もっと早いタイミングでやりたかった祝勝会だが、私のスケジュールがパンパンで、試合から3週間後になってしまった。
もう3週間も経ったのか──。
でも逆に、たった3週間前だったのかとも思う。
なんだか、時間の感覚がバグっている。
店は、ベテランファイターが選んでくれた。
私がチャーハン好きだからと、3つほど町中華の候補を出してくれた。
本当にありがたいし、よくできた人だなと思う。
第一候補の店は日曜休みだったため、第2候補の町中華へ。
目黒の店で、なんと席の予約までしてくれていた。
注文したのは、お店側も “おすすめ” しているノーマルチャーハンと、「背脂チャーハン」。
……背脂チャーハン?
そーゆのもあるのか……と驚いたが、どこかで見たことがあるような気もする。
はて、どこで見聞きしたのだろう。
昔よく観てた「孤独のグルメ」とか?
やがて運ばれてきたそれは──

めちゃくちゃウマい。
とくに、

背脂チャーハンが超絶品。
背脂がどうというより、肉が美味しすぎ。
ジューシーな肉と、美味しいチャーハン。
この組み合わせはズルい。
さすが有名店、完成度が高い。
ふと店内を見ると、私の斜め後ろに張り紙がしてあった。
よく見ると──

あっ……!
※この番組に1年半以上、ずっと出演し続けていたのです
既視感はコレかと、ようやく気づいた。
この店だったのか。
スタジオでの収録中、「いいな〜」「食べたいな〜」と思っていたチャーハン、ここのか!
不思議な縁を感じた。
このチャーハンを知ったのは、たぶん1年以内。
いや、もしかしたら、たった数ヶ月前かもしれない。
なのに、もう遠い過去のように感じる。
はるか昔のことのように感じる。
どんどん過去になっていく。
ものすごいスピードで、日々が過ぎていく。
その一方、先日の試合(3/8)の後、勝利した自分へお祝いとして青山フラワーマーケットで購入した1本の薔薇。
たしか品種は「マダムローズ」みたい名前だったと記憶しているが……

なんとまだ咲いている。
もうじき1ヶ月になるぞ。
この薔薇もまた、時間の感覚を狂わせる、ひとつの要因であるのかもしれない。
──最近、別れが多い。
ここ数ヶ月で、何人と「お疲れ様でした」と言っただろうか。
寂しいが、そういう時期なのだと思う。
先週は、連日そんなお酒を飲んでいた。
みんな、それぞれのステージへ。
そして皆、過去の人となっていく。
「じゃあ、がんばって!」と拳を合わせる。
振り向いて背中を見せた直後から、自分もまた、誰かにとっては「過去の人」になっているのだろう。
ふと、あの言葉を思い出した。
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
于武陵の詩(井伏鱒二訳)
進むしかない。
流れていく時間の中で、その最先端に立ち、切り裂いていかなければならない。
挑戦し続けなければならない。
がんばろう。
過去の人ではなく、「今」を生きる人でありたい。
