日本に帰る時の便。
こと東南アジア方面からの帰国便で多いことなのだけれど、
どうも私は日本人に見えないらしい。
仮にその便が日本の航空会社で、日本人のCAさんであったとしても、英語で話しかけられたりもする。
ナニジンだと思われているのか。
東南アジア方面の航空会社の場合、現地の言葉で話しかけられたりもする。
どうも溶け込んでしまうみたいだ。
一方、だいぶ昔の話だが、タイの国境で「お前はフィリピン人だろ」と、マシンガンを持ったタイの軍人2人に拘束されたことがある。
いくら日本人だと訴えても、パスポートを見せても「これは偽造だ」と信じてもらえず。
あの時は焦った。
そういえば先日、約20年ぶりに会った同年代の知人がいる。
彼はユーラシアの某国に住んでいて、 “世界のサナダ” こと真田広之さんによく似たイケオジになっていた。
そんな彼に「モテるでしょ〜」と言ったところ、
「ゴーちゃんみたいな縄文顔も、こっちではウケると思うよ!」
と純粋無垢な笑顔で返してくれた。
今度は縄文人かい。
いや、もしかしたら弥生顔だったかも……。
どちらにしても、国境を越えるどころか時代さえ超えてしまっている。
次はナニジンだと思われるのだろう。
私も真田広之さんみたいになりたい。