言いたいことはすべてタイトルに凝縮してしまったが、海外から日本の自宅に帰国しても、まだそこにある海外の余韻はペットボトルの水なのである。
いつもそう。
いろいろ荷解きをして。
洗濯物は洗濯機へ。
洗顔用具は元あった場所に戻して。
そしてある程度の荷解きを終えた時、キッチンに置いてあるのが、帰国するまで大事に大事に飲んでいたペットボトルの水なのである。
そこはかとなく感じる「さっきまで海外にいた感」。
そこはかとなく感じる「無事に帰ってきました感」。
そしてその水を見ながら、なんとなく旅を振り返るのである。
冷蔵庫にキンキンに冷えた水が入っているので、この「海外の水」はアッサリと捨てるけども、ラベルを剥がしてプラごみ箱へ、ペットボトルはペットボトル用のゴミ箱に入れ。
これにて荷解きはすべて終わり──となった時、はじめて旅が終わるのだ。
海外で買ったペットボトルの水で終わるのだ。
そして今回も思った。
今回もまた、思えた。
いつにも増して良い旅だった! ──と。