ジョギング中は常に音楽を聴いている。
iPhoneがランダム再生してくれるのだけれど、すべて知っている曲だ。
何度も何度も聴いた曲。
覚えている。
リズムも。
テンポ (BPM)も。
ところが、ジョギング開始からしばらく経つと、明らかに「テンポが遅いな」と感じるようになるのだ。
「こんなゆっくりな曲だったっけ?」と。
同じ曲とは思えないくらいの違い。
特にテンポの速い曲ほど遅く感じる。
これは一体なんなのか。
気のせいなのか。
ネット調べたら答えは出てくるかも知れないけれど、あえて調べず持論を述べたい。
私が思うに、たぶん、遅く感じてる。
走って心臓バクバクいってるから聴こえる音が遅く感じているような気がする。
心臓バクバク、すなわち「生き急いでいる」から、ノーマルな時間の流れよりも、自分の方が早くなってしまっているのでは……という考え方。
たとえば、同じ曲を聴いていても、心拍数の早いネズミとかは、めちゃくちゃ遅く感じてる気がする。
彼らの動きが早送りだし、声もなんとなく早送りだし。
逆に、ゾウとかはメチャクチャ速く感じてる気がする。
彼ら自身がゆっくりだから、我々人間がしゃべる声も超高速に聴こえている気がする。
のんびりとした童謡「ぞうさん」が超高速テンポなロッテルダムテクノに聴こえるくらいな気がする。
あっているのかわからないけど、そんな気がする。
こんどロッテルダムテクノを聴きながら走ってみたい。
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