タフすぎるフィルムカメラ「現場監督」が大好きだ。
防滴だし防塵だし防砂だし超頑丈。そのタフさは、まさにフィムルカメラ板G-SHOCK。タフすぎて損はない!
……が!
そんなタフさに頼りきり、海やプールの中で思いっきり使っていたら、動かなくなってしまったのである。
どんな症状になったのかというと、まず最初は液晶部分が怪しくなった。
数字の表示がなんか変。
おかしいな……と思ってたら、電源がつかなくなった。
いったん電池を外して、もう一度入れると「ウィッ!」っと物理的な音がするけど、それっきり動かない。
乾かしまくったり、電池交換したりしてもダメ。
ようは壊れてしまったのである。
ただ、本体が壊れるのは、まあ良い。
良くはないけど、致し方ない。
問題なのは、中に入っているフィルムである。
何枚かは撮影した。
20枚は撮ってないけど、15枚くらいは撮ったと思う。
それだけは、取り出したい。
ところが!
こちらの「現場監督」、フィルムを手動でクルクル巻けるレバーとか、そんなのは無い。
完全オートマチックの全自動なので、撮り切らないと巻かれない。
でも電源入らない。
どうしよう……!
と、あれこれ考えた末に思いついたのが「暗室の中でカメラを開けてフィルムを取り出して自分で巻こう」という原始的な作戦。
んで、Amazonでいろいろ探してたら、ナイスなモノを発見した。
それこそが……
コレ。
黒い袋の中が暗室になってて、そこに手を突っ込んで作業できます的な商品名で、「ダーク バッグ(チェンジ バッグ)」とか呼ばれてるっぽい。
構造は実にシンプルで、遮光生地のTシャツがあれば(←そんなもんねえよ)自作できそうな感じだ。
ともあれ、さっそくやってみる。
カメラを入れて……
手を突っ込んで……
あとは、麻雀の盲牌(もうぱい)ならぬ「盲カメラ」。
手の感触だけで、カメラのフタを開けて、フィルムを取り出し、クルクルと巻いていく……。
そして約5分後……
救出成功!
そして近所のカメラ屋さんに持っていき、現像をしてもらったところ……
いちおう写ってる!
が!
「これ、海に落としたりしました?」と聞かれ、元気いっぱい「はい!」と答えると、「次からは事前に言ってください」と怒られちゃった( ; ; )
なんでも、機械に塩がついたりして壊れてしまう恐れがあるとのこと。ごごご、ごめんなさーい( ; ; )
また、「フジ(フィルム)さんなら、海に落としても綺麗に現像できるサービスとかあるので、次回からはぜひ、事前に教えてくださいね」とのことだった。
ということでみんなも、もしもフィルムカメラを海に落としたりしたら、現像をお願いする前にカメラ屋さんに報告しよう!
ちなみに写りは……
こんな感じ。
濡れました感はあるけれど、いちおう救出できてホッと一安心。
また、壊れてしまった現場監督は、残念ながらポイすることに。短い間だったけど、おつかれさまでした。
そして、無茶させてしまってゴメンナサイ。
でも、現場監督は、今後も使い続けるぞ٩( 'ω' )و
というのも、実は……
今回壊れた現場監督をヤフオクで落札したとき、間違えて同時に落札してしまった「2つで1000円」の現場監督が、あと2台残っているのであります\(^o^)/
また前回みたいに、中性洗剤とか使ってキレイにしてから使い始めよう。だだし、今回は、無茶しすぎないように。
タフすぎるけど、水に濡らしまくったら壊れることだってあるのだから。
▼今回オレが使ったダークバッグはコレ
ダーク バッグ チェンジ バッグ 携帯簡易 持ち運び 用 現像用 ファイルカメラ チェンジ 暗室 59?×60?
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▼現場監督についてはこの本が詳しいぞ!