まずは完成図から見せてしまおう。
こんな感じに自作してみた。
なぜここに行き着いたのか、少し長くなるけど解説させてほしい。
私の相棒でもある360度カメラ「insta360 one X2」 (以下insta360)。
海外取材も山登りも、こいつさえあれば1人で撮影OK。
で、先日の山登りの時も、このinsta360をリュックのサイドポケットから出したりしまったり。
もう海外での取材の時も同じ動きをしているので慣れっこではあるのだけれど。
話は変わってトレッキングポール。
登山が大好きな私の知人もトレッキングポール愛用者で、ずいぶん楽になると言う。
それは良いな。
体験したい。
とはいえ両手が塞がるのも嫌だなと。
それこそinsta360を取り出す時に面倒くさいことになるし、撮影する時も邪魔くさそう。
そんなことを考えながら、私はひとり山を登っていたのだが、ここでナイスアイデアが降臨!
ひとつにならないか? と。
トレッキングポールに三脚にあるような「カメラネジ」が付いていたら、そのままinsta360が付けられないだろうか。
いいなそれ。
やってみよう!
……と思うも、調べてみると、すでに出ている。
とはいえ、数えるほどしか売っていない。
まずはモンベルが「トレッキング フォトポール」なる商品を出していた。
※↓参照
モンベル | オンラインショップ | トレッキング フォトポール
収納サイズは66cmで、重さは271g。
価格は1本8250円。
高い。
続いては、AmazonでManbilyなるメーカーのを発見。
収納サイズは38cmで、重さは420g。
価格は1本4192円。
重い。
最後はこれまたAmazonでTIMECLIPPERなるメーカーのも見てみよう。
収納サイズは61cmで、重さは230g。
価格は1本5980円。
デカい。
どうも「コレッ!」ってのが出てこない。
軽くて安くて小さいやつはないものか……と調べてみても、ない。
ならば、自分で作ってしまおうと思ったのであった。
長い前フリ、ここまで。
んで、購入したのは……
ALPIN LOACKERなるヨーロッパ発メーカーのトレッキングポール。
アルミとカーボンから選べるが、カーボンを選択。
収納サイズは33cmで、重さは245g。
価格は2本6900円なので1本あたり3450円。
最強やん。
評価も高いし、「これだ!」となった。
合わせて購入したのが、「1/4"オス-1/4"オスのカメラネジ (2個で350円)」と、「カメラネジキャップ (5個で478円)」、あとは「超強力接着剤 (592円)」。
それではさっそく改造してみよう。
イメージとしては、こんな感じで、トレッキングポールの先端にカメラネジを埋め込みたい。
場所的には真ん中かな〜と。
ドリルでまずは小さい穴を開けて、
いろいろ試した結果、6mmがネジのサイズにジャストであることがわかった。
よし、入る。
そしたらボンドを穴の中に少しブニュ。
このくらい。
そしたら、普通にカメラネジを、ねじ入れる。
この時、ゴム手袋があるとやりやすいし、手も汚れない。
工具を使わなくても、しっかりと入る。
さらにボンドのつき具合も良い感じ。
ハミ出たところは綿棒で綺麗に拭き取って、
まるまる1日乾かしたら完成。
作業時間的には約15分。
費用的には、1本あたり4160円。
かなりお安く、サイズ的にも重量的にも理想的な「トレッキング フォトポール」が手に入ったと言えるのではないだろうか。
で、もちろん、このままネジむき出し状態でも良いけれど、
キャップをつけたら、より見栄えが良くなって完成度が高まる。
よしよし。
それではさっそく……
Insta360を装着して撮影してみる。
すると……
あ〜、やはり。
グリップのところが太すぎるので、バッチリとグリップ上部も映り込んでしまう。
では、いつも通り、自撮り棒につけた状態でトレッキングポールに付けてみると……
※この自撮り棒、三脚用の穴が空いてるから、そのまま付く。
おっ、いいじゃん。
いつも通りのアングルじゃん。
トレッキングポールが長くなっちゃうけど、これならトレッキングポール使いながらInsta360で撮るのも楽そうだな。
こんど試してみよう。
ちなみに、Insta360ではなく、
もちろん普通のカメラも装着可能。
トレッキングポールがカメラ用一脚に。
むしろ、こっちのほうが需要のありそうな使い方。
トレッキングポール、実際の山歩きで使うのかどうかはわからないけど、持参するようにしよ。
もしも使ったら、また使用感などブログに書き残す予定なり。
ではでは。
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