わりと信じがたい結果になった。
今日の朝に公開したマクドナルドの月見バーガーに関する記事、
ワクワクしながら人生初の「マクドナルドの月見バーガー」を食べてみた結果… - 羽鳥商店
に対する反応が、今のところほぼ100パーセント「わかる」や「同意」なのである。
実は私、このブログを公開するのが怖かった。
何か言われるのではないかと。
月見バーガー愛好家から叩かれるのではないかと。
そんな恐怖を背負いながら「公開」のボタンを押した。
そしたら。
TwitterからFacebookからInstagramから口頭 (!)まで、みな口を揃えて「わかる」と言うのである。
詳しく言えば「マクドナルドの月見バーガーの美味さがわからない」と。
平たく言えば「マクドナルドの月見バーガー、そんなに美味くない」と。
そして、こう同意してくれた人々は、私と同じく「話題になってるから食べてみたけど……」がきっかけらしい。
その結果、私と同じような感想を持つに至ったと。
これ、もしかして。
「恵方巻き」みたいなことになってはいないだろうか。
関西の人には申し訳ないのだが、関東人の私は、二十歳を過ぎるまで、いや、正確に言えば関西の人と結婚 (現在は離婚)した26才の時まで、「えほうまき」という文化を1ミリも知らなかった。
それなのに、関西の人にとっては「欠かせないイベント」になっているとのことで。
そして何年か経つと、その恵方巻きの文化が一気に関東にまで入ってきて、今や全国区に。
このスピード感、今までそんな文化のなかった私にとっては驚異的で、今でも「なんだかな」と思ったりしている。
そんな「なんだかな」が、この「月見バーガー」からも感じられるのだ。
「期間限定」感と、各企業が一斉に参戦してくる「イベント感」。
それらが、なんとなくだが「恵方巻きの時みたいだな」と思っていたりするのである。
これ、誰か (なぞの月見バーガー勢力)が毎年恒例のイベントにしようとしてないか?と。
「しくまれた月見バーガー」なのではと。
いや、もうなってる。
なってるけど、その文化の一番手を担うマクドナルドの月見バーガーの味は、まったくもって感動せず。
「なんなんだこの食べ物は」と思ったくらい。
でも、みんな食べる。
なんなんだこれは。
美味くはないけど、みんなが食べてるから食べてみる、とか。
美味くはないけど、毎年恒例だから惰性で食べる、とか。
そんなことになっているのではないか疑惑……が私の中で浮上しているのである。
みんな、目を覚ましてください。
もしもマクドナルドの月見バーガーが大好物という人がいたらごめんなさい。
でも、人の好みは、人それぞれ。
私は、全くもって理解できず。
それに同調する人も数多し。
それなのに、なぜ今までほとんどの人が月見バーガーに関する不満を声に出さなかったのか。
それがいちばんの謎である。
確かに、何も言えない空気が漂っている。
月見バーガーに関する秘密結社でもありそうだ。
月刊ムーあたりに調査してもらいたい。