私は無類のふ菓子好き。
特に「しきしまのふーちゃん」は大好物だ。
そんな私にとって、久世福商店で売っていた「究極のふ菓子」は見過ごせない商品だった。
税込は421円。
高い。
いろいろ書いてあるけど、とにかく「黒糖を二度塗り」していると。
非常に美しい、形の整ったふ菓子である。
して、お味は……
まぁ……。
美味しいんだけど、これで「究極」を名乗るのは……と素直に思った。
非常に上品なふ菓子であり、二度塗りしている感も感じる。
ただ。
二度塗りでこの程度のパワーであれば、「しきしまのふーちゃん」なんて事故レベルの厚塗りである。
ふーちゃんの角っこあたりの、「黒糖が溜まりまくっちゃったまま乾燥しました」的なところなんて、そのまま宝石になるのではないかってくらいの厚塗りというか……まぁ事故である。
パワーで言うなら、圧倒的に「しきしまのふーちゃん」に軍配があがる。
うまさ的にもふーちゃんであり、黒糖好きなら間違いなくふーちゃん勝利であろう。
対してこの「究極のふ菓子」は、「あら、お上品なふ菓子ですこと」みたいな感じ。
客人に出しても恥ずかしくないふ菓子というか。
そんな感じでした。