羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

元「投稿戦士」が思うこと

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私は本業ロケットニュース24(社員)の仕事の他にも、漫画家マミヤ狂四郎として雑誌の連載仕事を2本もっている。

 

あとはこのブログを毎日更新している。

インスタも盛んに活用。

動画もたまにやっちゃったり。

アウトプット&アウトプット&アウトプット。

 

でもまだ実は足りてない。

 

消化できなかったネタが山ほどある。

つまり「仕入れ」がものすごいのだ。

我が家の「ネタ倉庫」は常にパンパンなのである。

 

いつぞやか、同僚に

「羽鳥さんすげえ。インスタもやるし、毎日ブログまで書いてる。どんだけ〜」

みたいな。

 

でもね、まったく苦ではない。

こんなの余裕というか、先述の通り「足りない」くらいで。

大変とかそんなのじゃなくて、たぶんそういう人種なんだと思う。

だって私、元「投稿戦士」だったから。

 

インターネットもない時代の投稿戦士たるや、今考えたら頭がおかしい。

なにせ1枚50円もする「ハガキ」を自分で買って、無償で媒体にネタを捧げるのだから。

お金を払ってネタを見てもらう、という。

どんだけマゾなんだよと。

 

でも載ったら嬉しい。

それだけのために、渾身の1ネタをお金を払って投稿する。

 

週刊プロレスをはじめ、様々な雑誌に投稿してきた。

いろんな雑誌に載った。

嬉しかった。

それだけのために。

 

よく私が言うことだけれど、今の世の中、表現者にとっては恵まれすぎな環境だ。

SNSでなんでも発信できる。

動画も発信できちゃう。

それを見る人たちの環境も整っている。

なんなら稼げちゃったりもする。

昔を体験してきた私にとっては、とんでもない状況だ。

ありがたすぎてバチが当たるんじゃないかって。

感謝しきれないほど。

 

私はどんな立場になっても「フリーの漫画家」である魂は捨てないつもり。

50円払ってネタを見てもらってた時代のことを忘れないつもり。

初めて載った時の感動のことも忘れないし、初めて絵や文章でお金を稼げた時の感動も忘れない。

ありがたや〜、ありがたや〜、と思いながら生きている。

それ忘れたら、感謝の気持ちを忘れたら、もう終わり。

初心忘れるべからず。

常に投稿戦士の気持ちで臨んでいきたい。

読んでくれてありがとう。