実は活動しているのに、諸事情により告知をしてこなかった月刊誌がある。
辰巳出版の「月刊BugBug」だ。
なぜ活動を報告して来なかったのか。
その答えは、表紙が見せられないからである。
あまりにもハードコアすぎるがゆえ、お見せできないのである。
どんな表紙なのかは各自調べてほしい。
ともかく私はこの月刊バグバグで毎月1ページの告知漫画を描いている。
「萌田先輩 (もえだせんぱい)」という謎のハゲ男がBugBugのサービスを宣伝するという漫画だ。
もうこの告知漫画を描き始めてから何年になるだろう。
たぶん……2006年とかそこらへんから始まった気がするから、もうかれこれ17年以上は描いている。
そもそも、この告知漫画連載が始まる前は、コラム連載を書かせてもらっていた。
2000年の春ごろの号からスタートして、2003年からの放浪の旅に出る直前までやっていた。
なので、月刊BugBug(というかマス大澤編集長)と私の付き合いは、もうかれこれ23年目に突入なのである。
恐ろしいほどの長い付き合い。
それなのに告知しないのもおかしいよな……と思うに至ったのだが、やはり諸事情により表紙は見せられないし、諸事情により漫画のネタも言えないので、変則的な告知で申し訳ない。
ということで、今月の「萌田先輩 (もえだせんぱい)」は──
こんなんです。
何がネタなのかは、お察しください。
でも、このBugBugの宣伝漫画。
けっこう実験的な表現もバンバンやっちゃう攻め攻め漫画なので、私としては楽しい仕事。
今月の表現も告知漫画としては新しい表現になっているのでは……と密かに自己満足してたりする。
よほどの度胸がない限り、たぶん立ち読みもできないと思う。
なので、この漫画を読めるのは、本当に「限られた精鋭たち」のみ。
非常にクローズドなハコ。
なので漫画も「密室芸」みたいな感じになるのかも知れない。
いつまで続けられるだろう。
できることならBugBugという船が沈むその時まで描き続けたい。
そして一緒に沈みたい。