AI絵師の仕事を見て、イラストレーターでもある私も思った。
「誰でも描けるような絵の仕事はAI絵師にとられるぞ」と。
ちなみにトップ絵は「就職氷河期世代」をアプリ『AI Picasso』に描かせてみた一枚。
この単語だけで、こんなにも印象的な「イメージカット」を瞬時に描いてくるとかAI絵師ハンパないとマジで思う。
たとえば編集さんが、「未来の東京」のイメージカットが欲しかったりする。
アプリに発注をかける。
そしたら
あっという間にこんなにたくさんの、かつ、イメージカットとしては非常に完成度の高いイラストを仕上げてくるなんて絵師として仕事ができすぎている。
調子に乗って、「近未来のバイク」も描いてもらったところ、
こうよ?
今すぐ雑誌の表紙やCDアルバムのカバージャケットに使えそうなレベルの「アート」だよこれ。
「ちょっとよくわからないところがある」という特徴もあるし、イラストレーターとしては優秀すぎると私は思うのである。
プロの漫画家・イラストレーターとしてのキャリア24年目である私は、幸いにも下手くそながら「自分流」を確立できているから、いまだに僅かながら仕事をいただけている幸せな絵描き人生を送らせてもらっているが、「自分味」が出せていない絵師とかは、本当に仕事を奪われると思う。
特に、単に「上手い」だけでやってきた人たちはガチでヤバいと思う。
だって、AIに頼んだ方が、絵が上手いのは無論、オリジナリティまで盛り込んでくるのだから。
真面目な話をしてしまいました。
さて、今日は私、漫画家の仕事をします。
AIにはできない仕事をするつもりです。