ず〜っと “AI絵師” ことイラストAIのアプリで遊んでいる。
本当に飽きない。
猿のように使い続けている。
そんな私がうっすらと気づいたことは、AIが描く世界は「夢」みたいだなということ。
寝ている時に見る夢の中に出てきそうな風景ばかり。
どれもイマイチ明確ではなく。
ボワっとしているというか。
誤魔化しているところも多々あるというか。
たとえば、AIのクセ (テク?)として、「ドアップにして誤魔化す」というものがある。
車なんて特にそうで、全体を描かず、どこか印象的な一部分をアップにすることにより、見る人の脳に「強く印象付けさせて誤魔化す」という、手抜き漫画家もビックリの高度な心理テクを使ってくるのだ。
※参考↓
AI絵師に自動車を描いてもらったら予想以上に出来が良かった - 羽鳥商店
人の顔を、そこまで明確に描かないのも夢と似ている。
モヤっとしている。
正確な顔が思い出せない。
人っぽいんだけど、完全なる人ではない。
ずっと見ていると不安になってくるような、そんな絵を描いてくる。
AIのプログラム (?)がどんな感じなのかは、素人の私にはわからない。
しかし、限りなく脳に近いと私は思った。
それも、「夢を見ている時の脳」に近いと。
しっかりと考えている。
間違いなく考えている。
面白いと思うと同時に、少し恐ろしいとも思った。
だって、本当に「考えている」のだもの。
以前、ブログで「単に絵の上手い人はAIに仕事を取られる」と書いた。
もしも、この夢見がちなAIが眠りから覚めたらどうなるのか。
ボンヤリもなく、パキっと正確に描いてきたらどうなるのか。
そしたらきっと……
画像検索と何ら変わらない結果になり、面白くも何ともないので、逆にAI絵師の仕事は無くなるのかもしれない。
モヤっとしてるから興味深い。
怪しいところがあるから面白い。
夢みたいだから夢がある。
そう思ったのです。