羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

【活動報告】月刊BugBug 2023年11月号 / 漫画家がメンタルを崩すと漫画にどう影響するのか?

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画家マミヤ狂四郎は、ギャグ漫画家である。

どーしよーもない漫画を描いて、読者に「どーしよーもねーな」と笑ってもらうのが生き甲斐だ。

しかし、どーしても私のメンタルの調子が良くない時もある。

「ずーん」って感じの。

天気で言うなら曇り空。

 

なのに、やらなきゃいけないことは「人を笑わすこと」。

しかも締切もあるから逃げることはできない。

泣きながら笑わせるみたいな感じで執筆に挑んだことなんて100回以上は絶対にある。

 

そんな「ずーん」という名の落とし穴だけど、なんとか上手く乗り越えられる時もある。

いや、ほぼ、気合いと根性で乗り越えられる。

「ずーん」の気分なのに、よくもこんなアホなこと描けるな……と自分で感心することもある。

 

なんか、スイッチが入るのだ。

漫画を描いているときだけ、「ずーん」から脱せられるスイッチが入るのだ。

スーパーストロングマシーンならぬ、笑わせマシーンと化すのだ。

 

そして自分で描いた漫画で「しょーもねーな」と笑うと「ずーん」な気持ちも消えてゆく。

なんという自浄作用。

 

だが、いまいちスイッチが入らなくて、「ずーん」から抜けなせないときもある。

それが今回のBugBugの1ページ告知漫画である。

 

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とはいえ、別に「ずーん」な内容ではない。

そこは腐ってもプロ。

少しだけなんか「自暴自棄」になっていたり、なーんか「しみじみ」していたりするけれど、しっかりと漫画にはなっていると自負している。

 

 

ただ、覚えておいて欲しいのは、漫画家、特に「自分が出てくるような日記系漫画」みたいなのを描いている漫画家さんがメンタルを崩したときは、漫画のどこかしらにその影響が出るということ。

 

そんなの仕方ない。

自分を切り売りしているのだから。

出て当然。

人間だもの。

 

それがギャグ漫画なら、なおさらわかりやすいと思う。

漫画のテンションがいつもとは違うから。

なーんか様子がおかしいな、と思ったら、どうぞお察しください。

 

 

ただし、落としたり (締切をぶっちぎって間に合わなくなること)はしない。

ちゃんと描くことは描き切る。

そこはプロだから。

20年以上やってるプロだから。

 

ちなみに、この漫画の執筆時の「ずーん」な状態は、今はもう平気。

9月によくある「ずーん」だった。

私の中で「9月病」と呼んでるやつだ。

 

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