おなじみ、表紙の見せられない雑誌「月刊BugBug(バグバグ)」の最新号が届きました。
今回の連載漫画のテーマは、
握手会。
まあいろんな展開がありまして最終コマの「最高に下品なオチ」に突っ走っていき、私の求める、そして私の漫画の読者が求める「サイテーの漫画」になっていると思うのですが、もしかしたら今回の漫画、私が一番言いたかったのは、
このコマなのかもしれません。
どんな状況にも対応するのがプロ。
どんな事態でも仕事をやりとげるのがプロ。
どんなことがあろうと、求められた仕事をこなすのがプロ。
なんなら、求められた以上のパフォーマンスを魅せるのがプロ。
──すごい昔、愛読していた週刊プロレスに載ってた、ものすごく小さい記事が記憶に残っています。
女子プロレスラーのアジャコングの試合の記事で。
とある地方会場の試合で。
端っこの方に、こんなことがチラッと書いてあった。
実はこの日、アジャコングのお母様が亡くなった。
試合前に、その報告を受けた。
でも、試合があるから、すぐに駆けつけることはせず、試合を優先した。
なぜなら自分の試合を心待ちにしているお客さんもいるから。
試合後、アジャはお母様のところへ向かった。
中高生の私はそんなアジャを見て、「プロだな」と思った。
これこそが、プロフェッショナルだと強く思った。
プロの漫画家として活動し始めて24年。
私はずっとプロでありたい。
アジャコングのようなプロ意識で生きていきたい。
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