その時やらなきゃいけないことを、ついつい後回しにしてしまうことが多い。
このブログもそう。
やらなきゃならないことがあるのに、ブログを書いちゃうとか。
そういえば、iPhoneの写真を整理してたら、「世田谷区納税課」からのお手紙の写真があった。
普通ならドキッとするお手紙であるが、この時の内容は真逆。
「税金を収めすぎていたので、少し返します」
といったもの。
やったぜ的なラッキーレターだ。
実はこの「収めすぎてたので返しますお手紙」をもらったのは、今年2回目。
「おお、また返してくれるの! やったぜ! 確定申告しておいて本当によかった!」てな感じである。
実は私、あまり褒められたことではないが、今年の5月あたり、5年分の確定申告を一気にやった。
わざわざ1週間分の有給をとって。
相当な気合いと共に、溜まりに溜まった5年分を、税務署の職員さんと一緒に、力を合わせて、一気にまとめ、提出したのである。
それはそれは、スッキリした。
5年間、ずっと「やらなきゃ、やらなきゃ……」と心の隅で思っていたタスクが消化されたのだから。
やっと真人間になれた。
そんな気持ちだった。
そして夏ごろ、1度目の「収めすぎてたので返しますお手紙」をいただいた。
この5年間、うっすらと「もしかしたら払いすぎてないか?」とは思っていたが、やはり払いすぎていたのだ。
そしてつい先日、2度目となる「収めすぎてたので返しますお手紙」が届き、とても嬉しい臨時ボーナスとなったのだ。ヤッター\(^o^)/
話を戻して、なぜ5年分もためていたのか。
答えは簡単だ。
平たくいえば、「後回しにしていたから」である。
できないのだ。
頭ではわかってる。
でも、できないのだ。
実は5年分をためる前も、3年分を一気にやった。
4年分、ためていたのだ。
そのうち3年分を一気にやったのだ。
わかってる。
でも、できなかったのだ。
「言い訳」とか言われるのだってわかってるけど、どうしても気持ち的にできなかったのだ。
私生活でもいろいろあったし……。
ともあれ、3年分を一気にやったその翌年は、「2年分……やること2倍だな……」というプレッシャーに押しつぶされ、後回しにしてしまった。
そしてその翌年は「3年分をやるなんて、そうとう時間かかるぞ……」みたいになって後回し。
その後は、「4年分とかやばくね。保管してある領収書とかも、4年分をまとめるのに時間かかるぞこれは。有給でも取らないと絶対に作業できないぞ……」となり後回し。
その繰り返しで、リミットギリギリの5年分。それが今年。
その間、納税課からは、幾度となく督促状のようなものが届いていたが、開封することはなく積み上げて、たまりすぎてワケがわからなくなってしまった。
さらに、数年前のことだが、その手紙の中に、税金を納める書類もあったようで、それもワケわからなくなってしまい、結果として、財産を差し押さえられたこともある。
この差し押さえ、どうなるかご存知だろうか?
自分の銀行口座から、勝手にドカンと、納めるべき税金が一気に引き落とされるのである。
おっそろしいぞ〜!
そして、引き落とされた後、差し押さえましたよ的な手紙も届く。
よくよく調べてみたら、「これからマジで差し押さえますよ!」的な予告の手紙も、何通も届いていた。
そんなのが届いていることにすら気づかないから、こうして差し押さえられるのだ。
こういうことになるから、ちゃんと手紙は開封しなきゃダメなのだ。
少し前。
チュートリアルの徳井さんが、申告がらみで話題になっていた。
さんざん悪く言われていたが、私はその報道を見て、「そんなに悪く言わないで〜( ; ; )」と思っていた。
かわいそうだなと。
なぜなら、自分のことのように思えたのだ。
何年にもわたる無申告。
過去には銀行預金の差し押さえも。
完全にオレと同じじゃん! と。
笑っちゃうくらい同じじゃん! と。
褒められたことでもないし、擁護してはいけないのかもしれないけれど、めちゃめちゃ似たことしてるじゃん! と。
額は全然ちがうけどね。
私なんて小物だけどね。
でも、彼もわざとじゃないと思うんだ。
たぶんだけどね。
報道の中では「督促状も無視」とかも言われていたけど、それも、なんか、心が痛む。
側から見たら事実としてそうなのかもしれないけれど、「無視」って気持ちではなかったのでは……と。
私のケースだって、側から見たら無視になる。
でも、ずっと気にしていた。
タクスリストに書いたり、やることメモに書いたり、頭の中の「やらなきゃいけないこと」の1番上にはいつも必ずそれがいた。
でも督促状を開封はできなかったし、確定申告もできなかった。
どうしても、気持ち的に、できなかったのだ。
徳井さんも、たぶん、気にはしていたと思う。
でも、たまりすぎて、何がなんだかわからなくなっちゃった……ような気がするのだ。
たぶんね。
人それぞれ、できることと、できないことがある。
普通できるってことが、どうしてもできないって人もいる。
そんな人を見つけて「わざとやってる」とか言うのはどうかと思うのだ。
人それぞれ、ちがう。
そういえば私、督促状とかそういう手紙、モテる男のバレンタインデーなみに集まっちゃったから、ぜんぶ区役所の課税課に持参して、職員さんと一緒にひとつひとつ開封したこともあった。
これは必要、これは同じ内容だから破棄しますね、とか。
そうしないと理解できないくらい、ワケがわからなく、また、混乱しちゃうのだ。
徳井さんのことは大好きなので、復活してほしい。
NHKの「球辞苑」って番組が大好きなんだけど、徳井さんのいない球辞苑なんて寂しすぎる。
もしも奇跡的に徳井さんに会うことがあったら、「お互い、がんばって、確定申告とか、そういうのは後回しにしないようにがんばろう」と約束し合いたい。
来年の確定申告は、真っ先に終わらせるつもりだ。
なんなら1番を目指したい。
スカッと終わらせたら気持ちもスッキリ。
焦りの借金は、もうこりごりだ。
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