羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

マサイ族のルカとカンバ族のチャオスの違い

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同じケニア人でも、マサイ族とカンバ族。

ルカとチャオスはぜんぜんちがう。

 

 

ルカはルカで、ほんとにルカとしか言いようがない。

マイペース。

焦らない。

さすがは戦士、常に堂々としてる。

そして決して、無理しない。

がんばらない、とでも言おうか。

自然体で生きてる感がすごいする。

コロナ禍でお客が来なくても余裕のよっちゃん。

持ち家 だし。

そこまで金に困ってないし。

困るような生活でもないし。

悠然と「コロナ後」を待っている感がある。

まるでライオンのような落ち着きで。

 

 

対してチャオスは、まるで逆。

前のめりに、がんばっちゃう。

ほんとにマジメで、質問したら、ちゃーんと長い言葉で、詳しい返事が返ってくる。

だから記事も書きやすい。

ネタ出しも積極的で、次から次へと「これはどう?」と聞いてくる。

良く言えば一生懸命、悪く言えば余裕がない。

おそらくコロナ禍によるタクシー稼業へのダメージは想像以上のものなのだろう。

それゆえ、なんとしてでも、「原稿料」を稼ぎたい。

なぜならチャオスの家は借家だから。

子供も私立に通わせてる。

とにかくいろいろ金がかかる。

だからこそ焦る。

だからこそ必死。

 

 

 

どちらが良いとか悪いとかではない。

ただ一つ感じるのは、このコロナ禍のなか、

 

誰も来ないからコロナの心配も少ないアンボセリにノンビリと暮らすルカ

 

と、

 

コロナの影響をモロに受ける首都ナイロビで緊張と共に暮らすチャオス

 

の空気感の違いだ。

そんな2人と協力しながら日本で記事を作る私もまた違う空気感で生きている。

 

そういえば、先月 (2月)は、両者の連載、とても良い感じだった。

それぞれに、ヒット的な記事があった。

 

rocketnews24.com

 

rocketnews24.com

 

ホームランではないけど二塁打的なクリーンヒット。

こういうのが出ると、続けてよかったな〜って心から思う。

 

 

 

きのうルカが、

「なぁ兄弟、次にケニアに来るのはいつだ?」

と聞いてきた。

まるでコロナなんて終わったかのような口ぶりで。

 

「コロナが落ち着いたら真っ先に行くよ」

と私が伝えると、

「ああ、それがいい。今度は牛をご馳走しよう」

と言っていた。

いいな牛。

マサイ牛のバーベキュー、食ってみたい。

きっとワイルドな味がするのだろう。

そしてまたタフなバイクに3ケツしてサバンナの大地を爆走したいな。

 

マサイのルカがスマホで井戸を掘る話

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