東のドアを開け放したら
秋が部屋まで流れてきたよ。
もう認めざるを得ない。
秋を。
だって、寒いもん。
起床したら、雨だろうか風だろうが、窓全開&裏口のドアを開けて風を流すようにしているのだが、もうだめだ。
秋だ。
だってヒンヤリと冷たいもの。
秋と聞いて思い出すのは、小学校低学年のころの夏休み明け。
8/31は、まだかろうじて夏気分だった。
「時間よ戻れ」なんて思っていた。
そして迎えた9/1。
いきなり空気が変わったのだ。
たった1日で、ガラリと空気が変わったのだ。
「豪、半袖じゃ寒いから長袖着て行きなさい!」
登校前の私に母が言う。
確かに半袖では寒いほどヒンヤリしている。
私は薄手の長袖シャツを着て登校した。
「こんな1日でガラリと雰囲気が変わるなんて」と思いながら。
久々の学校。
まずは全体朝礼があった。
女性の校長先生のスピーチが始まった。
「ご覧ください、空を。青いですね。高いですね。秋です。」
実際、その日の空は、夏休みに見ていた空とはガラリと違う空だった。
高くて。
青も青で違う青。
何より空気が澄んでいた。
今年の夏は「ガラリ」というわけではないけど、かなり早めの終わりだったのでは。
もう水浴びはできそうも無い。
かき氷機を、さっきしまった。
一度しか使わなかった。
もっと長く夏があればいいのに。
10/31まで夏で、11/1からガラリと秋冬が始まるみたいなことにならないかな。
暑さと湿度が恋しい今日この頃。
まだもうしばらく短パンでいよう。