楽しすぎるのである。
スシローが。
ディズニーランドとタメはるくらいのエンターテイメント性があるのではないかとさえ思う。
──今日は自炊するのが面倒だった。
なので外食。
チャーハンを食いに行くという選択肢もあったが、なんとなく「生魚が食べたいな」と思いスシローへ。
「お客さん、今日は何にしましょう?」
「そうね、いつもの」
なんて心の中でひとり芝居をしながら、タッチパネルで「えび」と「いくら」をオーダーした。
ちょこっと食べて終わりにしようかと思っていた。
3、4皿くらいで。
いつぞやかみたいに、お会計も1000円いかないくらいで。
※いつぞや↓
久しぶりにスシローに行ったら、1年前よりも成長した私がいた - 羽鳥商店
ところが……
楽しくなってきてしまい、止まらなくなる注文。
あれも食べたい、これも食べたい。
もちろんポテトは注文済み。
スシローのポテトは本当にウマイ。
でも、まだ食べたいものがタッチパネルに表示されている。
そのひとつが……
ラーメン……!
正確には、ショウガ塩ラーメン……!
たらふく寿司を食べ、ポテトもつまみ、さらにラーメンまで食べられる店って、ほかにあるのか。
それだけではない。
チョコパフェ……!
寿司を食い、ポテトを食い、ラーメンを食ってからチョコパフェが出てくる店、ほかにあるのか。
本当にメチャクチャ。
「わがまま」に対応しすぎている。
チョコパフェを食べながら、濃い濃いにカスタマイズした抹茶を飲み……最高だ。
これぞ豪遊。
あまりにも自由(フリーダム)。
私の席は「おひとりさま用」の狭いカウンターだが、皿が積み上がった食後の卓は、まるで紅白歌合戦のエンディングのような華々しさだった。
そしてお会計──
だよね〜。
2620円。
そりゃ、ここまで豪遊したらこうなるよね〜。
ちなみに、私の前でお会計していた女性1人客のディスプレイをチラ見したところ、彼女もまた2500円ほど。
もうひとつちなみに、昨年の正月にスシローに行った私のブログを見ても、料金は2700円ほど。
平均すると、客単価2500円くらい。
なかなかのお値段。
うな重なら竹あたり。
レストランなら、ちょっとしたコース料理も食べられそう。
しかし今回、私は思った。
これは決して高い金額ではないと。
ここまで自由奔放に楽しませてくれて2500円は妥当であると。
スシローは回転寿司屋さんではない。
スシローはレストランでもない。
スシローは、遊園地であると。
エンターテイメント代であると。
映画館でもコーラとポップコーンを買ったらそのくらいかかる。
そう考えたら、2500円も妥当。
スシローは、スシローという名のエンタメなのだ。
腹いっぱいになれるエンタメなのだ。
きっと。