ほんのわずかな数十秒。
ちょっとだけ「新しい家のニオイ」がする。
初めてこの家に来た時、こんなニオイしてたな〜と思い出す。
初々しい気持ちが蘇るも、数十秒で、「自分ちのニオイ」に鼻が慣れてしまうのか、「新しい家のニオイ」は消え、何も感じなくなる。
実際のところ、ウチはどんなニオイがするのか。
たぶん、きのうひさびさに帰宅した時に感じた「新しい家のニオイ」なんだと思う。
今もそのニオイの空間の中にいるけど、それは感じない。
慣れなんだろうなと。
それにしても、一瞬にして「慣れさせる」とは人間って面白い。
そういえば、今回、日本に帰国した時、どんなニオイを感じるのか意識していた。
成田空港に降りて、荷物受け取るところ〜税関〜出口を出たあたりのニオイは、なんというか、
役所
みたいなニオイがした。
なぜ役所みたいに感じたのかは、わからない。
もちろん渋谷のニオイ、歌舞伎町のニオイ、アメ横のニオイ、いろいろあるけど、成田空港に降りた時に感じた日本のニオイは、
役所
だった。
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