試合は終わった。
私にとって最後となるキックの試合は「負け」だったけど大満足。
その余韻に昨晩は浸りまくったが、日の明けた今日、早々に次の戦いへとシフトする。
仕事である。
いや戦いは、もうとっくに始まってて。
何年も前から始まってて。
そもそもずーっと戦いだけど、今年になってから本格的に潮目が変わり。
具体的には、4月になってから何かが変わった。
空気感が確実に変わった。
急に来た。
「2023.4月事変」と言ってもいいくらいに。
だからキックの試合も今回を一応の最後と決めたほど。
私は、ロケット以外にも、自分のブログも持ってるから、ネットという名の海を観測するレーダーが2つある状態。
てゆうか、そのために動かしてきたブログ。
ネットの状況、広告の状況を個人単位でも把握&勉強するために作ったブログ。
その規模は、大型客船とゴムボートほどの差はあるけども。
そんな当ブログのレーダーも、ロケットとまったく同じ動きをしてる。
話を聞けば、他のメディアも同じらしい。
まずい潮目 (しおめ)だなと。
感覚的に、危機を感じる。
たぶん戦争の影響もある。
陰謀論者ではないけれど。
目に見えている戦争のほかに「今までの戦争ではない戦争」がもうすでに始まっていると私は真剣に考えている。
もちろん日本は巻き込まれている。
攻められている。
モロに。
これ以上は言わない。
私が記事の節々で匂わせる「香り」で感じ取って欲しい。
それとは別に、私が戦わなければならないのは、世間だ。
かつて「世間」と戦い続けたプロレスラー・アントニオ猪木ではないけど、相手は世間だ。
新聞は消え、ラジオや雑誌は廃れ、テレビも二の次になった今日この頃。
やがて時代は動画になった。
しかし、その動画時代も終わりを迎えようとしていると私は思う。
あまりにも乱立しすぎて、本当の本当に人々の「時間」が無くなっているのだ。
そして今は、ショート動画の時代である。
もう「数十秒」で終わるものしか世間は受け付けなくなってしまったのだ。
私は取り戻したい。
「記事の時代」を取り戻したい。
強制的に時間を奪う動画ではなく、各々のペースで情報を得られる「読む時代」を取り戻したい。
「やっぱ記事おもしれーや!」と思わせられなければならない。
そのために、いろんなことを試している。
ある時はショートに、ある時はロングに。
文章だけで勝負したりもしつつ。
逆に画像だけで畳み掛けつつ。
安心のため、良い意味での「マンネリ」も。
いろんなことを試してる。
セオリーぶち壊したりして試してる。
「記事」の可能性を、これでもかと試してる。
そして読者の様子も伺ってる。
突破口の手がかりを探っている。
この勝負、負けたら、私は終わりだと思っている。
この仕事、負け=死である。
フリーの漫画家の時から「負け (つまらない → 仕事来ない)=メシ食えない=死」なのだから、本質的には何も変わっていないけど、もっと大きな世界での戦いが始まったなと感じてる。
ロジック勝負ばかりしていたら本質を失い、本当に「記事ダメだわ」ってなると思う。
なんやかんやで相手は人間。
読んで「おもしろかった!」や「役に立った」」とか「読んでよかった!」と思わせられなければならない。
でかい話で言えば「記事つまんねーな」と思われたら業界ごと終わる。
船が沈没どころの話では無い。
webという島ごと沈む。
ムー大陸みたいに。
ついに来たな崖っぷちの戦いが、と思っている。
でもまだ取り戻すチャンスあるぞとも思う。
混迷極まるネットの世界。
ピンチはチャンス。
今だからこそ、勝負だぞと。
なので命懸けで戦う。
昔と気持ちは何ひとつ変わっていないけど。
プロフェッショナルほど心配性。
ゴルゴ13もよく言ってた。
「オレは臆病者」だと。
でも警戒しすぎて損はない。
私はやる。
やるしかない。
私はまだ死ねないし、この勝負は勝たなければならない。
大仁田厚じゃないけど、ロケットという船は絶対に沈ません!
ファイヤー!