ゲームラボの献本が届いていた。
わりとドキドキしながらページをめくった。
なぜならば、
今回のネタの1コマ目は、つい先日「漫画家引退」と発表したピョコタンのことを描いたから。
1コマ目というか、全体的に。
これまでゲームラボという雑誌のリングで一緒に漫画を描いてきた戦友に向けての、はなむけ的な回でもある。
ピョコタンは今号、どんな漫画を描いてくるのかな?
描くとしたら、「漫画家引退」から入るだろう。
いや、そもそもピョコタン、今号は描くのかな?
いろんなことを考えながら描いた。
ピョコタンが描いてなくても通じるように描いたけど、雑誌の前の方にいるピョコタンが「漫画家引退」の漫画を描いて、それで雑誌を読み進めていったらオレの漫画が出てきて「漫画家引退」をもう一度拾ってのネタ展開……みたいなことになれば雑誌の構成として美しいなと思いながら描いた。
そして今日、ゲームラボが届いた。
どんな漫画を彼は描いてくるか。
そもそも彼の漫画は載っているのか。
そんなドキドキがあったのだ。
結果は────
ドンピシャ以上のドンピシャ〜!\(^o^)/
もしピョコタンが今号描くとしたら、こんな漫画になるだろう。
出だしはこうだろう。
最後の方のコマには「あのコマ」を入れてくるだろう。
それらの予想、ほぼバッチリ当たっていた。
もうかれこれ20年、彼の漫画を見続けてる。
そんな彼が「漫画家引退」と発表したら、もう「通常 (セオリー)どおりに描いたらこうなるだろ」というのが、うっすらボンヤリ見えてくる。
同じ雑誌で戦ってた漫画家同士、何を考えてるのか、なんとなくわかるのだ。
ともかくよかった。
打ち合わせなしで、綺麗な連携プレーができた気がする。
思い出深い号になった。
彼と合作したのは一度きりだけど、今号は「勝手に合作」できた気がする。
私が一方的に拾う感じで。
ピョコタンが次の号を描くのかはわからない(描いて欲しい!)。
でも、ポーカーのほうでも頑張って欲しい。
ピョコタンなら天下取れる。
心から応援してる。
戦友として。