きのう、日々練習しているポールダンスの発表会があった。
ひょんなことから2023年9月18日から始めたポールダンス。
ちょうどピッタリ5ヶ月目でのデビュー戦。
ひとつフリを忘れてしまったりしたけれど、個人的には満足いく内容だった。
楽しかった。
フル動画をインスタならびにYouTubeにアップしたので、お時間のある時ぜひご覧ください。
さて、そんなデビュー戦のコスチュームに選んだのは、今年の楽天コスプレ福袋に入っていたメイド的な「黒猫ウエイトレス」。
※↓詳しくはこちらを参照
【危険】楽天コスプレ福袋に「ドンキの妖しいカーテンの奥にありそうな服」が入ってたけど44歳が着てみたら… | ロケットニュース24
ただ、そのままで演舞するのは少し厳しい感じだったので、実はかなり手を加えていた。
たとえば、
首元の白エリ&蝶ネクタイはマジックテープ式の簡単なモノなのだが、少し緩かったので、演舞が終わった時に蝶ネクタイがグルリと真横に向いてしまうことも多々あった。
よって、簡単ながら後ろ側を少し縫ってタイトな感じに改造。
ただしタイトすぎると、ムンっとリキんだ時に北斗の拳ばりに首が太くなり、自動的にマジックテープをブチ外して落ちてしまうこともあったので、ほんの少しだけ遊びを設けるチューニングを施した。
エプロン付きのスカートも実は細かく手を入れている。
ノーマル時は、わりと腰回りがユルい感じで、ほんの少しだけズリ下がりすぎて胴が長く見える印象があった。
なので、これまたタイトな感じに縫おうかな……と一瞬は思ったけど、
ちょうど腰のところにゴムが入りそうな空洞があったので、まさしく「パジャマゴム」ってやつを入れて伸縮式に改造。
これなら無理なく、そう簡単にズリ下がらないかなと。
手首のところも実は手を加えている。
これ、本当は、黒ボタンが片方にしかついていない。
つまり、客席に対して手を下方向にした時にしか黒ボタンのアクセントが見えない。
手を上方向にした時、手首のところが真っ白よりも、ほんの少しでも黒アクセントがあったほうが見栄えが良いかなとボタンを追加で付けてみた。
なお、ちょうど良いボタンが100均に売ってなく、実はこれ、「作業着用ボタン」って商品のボタンだったりする。
次が最後にして、最も手を加えた自信作。
それこそが、
この黒パニエ。
フリフリ感と、ボリューム感が出るので絶対に着たかったアイテムなのだけれど、演舞後半のややアクロバティックな技をやるとき、このパニエが非常に邪魔だった。
具体的には、ひっくり返った状態になったとき、フリフリが邪魔して掴むべきポールが見えない。
さらに、ポールを掴む時も物理的に邪魔。
掴めなかったら、最悪、真っ逆さまに落ちる。
頭から落ちて頚椎でも痛めたら本当に危険。
練習でも成功率は4割5割と、かなり不安だった。
そこでいろいろと考えて、考えに考えて、やっとこさ行き着いたのが、
パニエをバッサリと切り込み、脱着式にすることだった。
安全のため、後半に行く前に脱いでしまうことにしたのだ。
ただ、そのままパンツを脱ぐ時みたいに脱いだら見栄えが良くない。
なので、一瞬で「バッ!」と外れるようにしたというわけ。
さらに、首にかけた白いフワフワを客席側に投げるという演出があったので、その時にパニエも脱いで投げてしまおうかと。
そしたら、「えっ、パニエも脱ぐの!」とビックリするかもしれない。
「これから何かやるぞ」とワクワクするかもしれない。
安全と演出を両立させた、実にナイスなアイデアだったと我ながら思う。
んで、どんな感じにしたのかというと、
大サイズのスナップボタン3連発で腰回りは固定。
最初は小サイズのスナップボタン3連発だったけど、少し動くと、これまた北斗の拳みたいに「バンッ!」と勝手に外れてしまったりした。
よって、大サイズに変更。
家で何度も脱ぎ投げる練習もした。
あとは、いちおう腰回りの下部分にも、2つのスナップボタンを仕込み、まさかパニエに切れ目が入ってると思わせないようにしておいた。
ボタンを閉めるとこんな感じ。
ちなみに、このシステムが完成したのは本番4日前。
朝の練習でも「パニエ脱ぎ投げ」の演出はうまくいき、その後のアクロバティックな技も不安なくできるようになった。
ちなみにこんなタイミングで、私のポールの先生でもある佐藤さんに「オレ、フリ、少し変えた! パニエ脱ぐ演出を加えた!」と報告したらビックリしてた。
ともかく、怪我も事故もなく終えることができて本当によかった。
思い出の詰まったこの衣装。
3300円の楽天コスプレ福袋に入ってた「黒猫ウエイトレス」を、スーパーレイ仕様にカスタマイズしまくった「スーパー黒猫ウエイトレス」。
捨てることはできないなぁ。
小学校のとき、まじめに「家庭科」をやっててよかった。
あの時に覚えた裁縫の知識が、今でも本当に役に立っている。
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