また失敗してしまった。
いや。
また勉強代を払ってしまったと言い換えた方が、まだ心が救われる。
ちょいと欲しい空気清浄機があり。
Amazonの定価だと7000円くらい。
ところが中古で5000円なるものがマケプレで出ているもよう。
用途はウォークインクローゼットの中の空気清浄。
ウチ、ウォークインクローゼットに乾物やスパイスを保管してるもんだから、ウォークイン中華街みたいな香りになっている。
嫌いではないが、ニュートラルにしたい。
そのための空気清浄機。
書斎やリビングや寝室ではない場所なので、優先度は落ちる。
それゆえ、そんな新品とかでなくてもいい。
ということで、「可」と書かれた中古品を5000円で購入した。
届いた。
箱や説明書はない。
あくまで「本体だけ」。
なんか嫌な予感がした。
さっそく本体側面にホコリが見えたのでカバーを外すと内側ビッシリとホコリだらけ!
フィルターなんて完全にホコリのフィルタで覆われている。
うをぅ……。
と「これが中古の洗礼なのか……」なんて思いながら、掃除機で一応は綺麗にした。
てゆうか、いまどき、メルカリでもこんな雑な出品ないと思う。
絶対にトラブルに発展するから。
いや、でも逆に、Amazonのマケプレだから雑なのかも?
マンツーマンな感じではないから、クレームもダイレクトな感じでもないから。
ともかく、電源をつけてみた。
え……
なんか、臭い。
え、これ、もともとウチのウォークインクローゼットが臭いの?
なんというか、「ウォークイン中華街の不潔なエリアのニオイ」みたいな。
治安の悪いニオイがする。
まぁ、でも、放っておけば落ち着くだろう。
そう思って数時間稼働させてたら、ウォークインクローゼットがウォークイントイレットになっていた。
なにこの「ひとんちのトイレ」みたいなのは。
なんですかこれ。
空気清浄機ではなく、「ひとんちのトイレになる装置〜!」という、 地獄のドラえもんのひみつ道具みたいなのは、なんなんだ。
これが「中古」の「可」のレベルなのか……。
まいった。
これはむり。
という事でフィルターを新調した。
オフィシャル品が6000円くらいするところを、互換品という名のパチモノが2500円ほどだったのでそれを購入。
なお、もうこの時点で定価を超えている。
※定価7000円(中古の現時点 → 5000+2500=7500円)
フィルタなどを、つけかえた。
スイッチオン。
YES、ウォークイントイレット。
スティル・トイレット。
ノット・マイン・トイレット。
ルーム・スメル・イズ・ザ・アナザーピーポーズハウシーズ・トイレット。
ワオである。
つまり、これはもうフィルターとかそういう付け替え可能なパーツでなんとかなるものではなく、完全に機械の内部に染み込んだトイレットスメルであり、つまるところ彼はナチュラル・ボーン・トイレットというか、トイレット・スメル・メーカー。
和訳するなら空気便所化機。
私は粗大ゴミの予約を取り付けた。
空気清浄機は400円であるとのこと。
つまり私は。
7000円をセコッて5000円で買ったのに、便所クサかったから2500円でフィルター買ったものの、便所臭いのは何も変わらず、400円で捨てる予約をした。
7900円をドブに捨てた。
前向きに言うなら、7900円で空気便所化機を購入した。
新品なら7000円で買えたのに、900円も余分に払って、ゴミのリサイクルに貢献した。
最初に少しばかりセコッってしまったばっかりに。
ひさびさに痛い勉強になった。
もう二度と「中古の空気清浄機」は買うまいと誓った。