神戸で泊まった、とある宿。
そこの大浴場には露天風呂のほかに、なんとサウナが付いていた。
それも立派なサウナである。
もちろん露天風呂があるということは、外気浴をするためのリクライニングチェアも備わっており、さらに水風呂は「ブクブク」しないタイプ。
ついでに言うなら「かけ湯」の温度もちょうど良く、位置的な「動線」すら素晴らしい。
つまるところ「整えるための大浴場」とも言えるような場所だった。
私はまだまだ初心者だが、何回か「整った」ことはある。
しかし、自分でもわかる。
荒削りな整い方であると。
もしも「本当の整い」が富士山の頂上で食べるカップラーメンならば、まだ私は吉田口の山小屋で出てくる山菜そばを食っているくらいであると。
まだまだであると。
ともかく『サ道』で習ったことを実践する。
体と頭を洗い、さっぱりしてからサウナに入る。
最初はがんばって10分ほど入ってみた。
水風呂は2分くらいか。
そして外のソファに寝転び……
整った〜〜〜〜〜＼(^o^)／
すさまじい整い。
3セット目で整えようとしているのだが、いつも1セット目でピーク的な整いがやってくる。
結果として「1セット目が最も整った」なんて日はザラにある。
なぜだろう。
修行が足りんか。
まあいい。
その後も時間を調節しなががら「サウナ → 水風呂、休憩（外気浴）」を繰り返し、勝負の3回目はサウナも長めの12分で挑んでみた。
水風呂も3分ほど。
だけどブクブクしてないから余裕のヨッチャン。
そして外気浴をすると……
整いまくったぁぁぇぇぃぃ〜〜〜〜〜！＼(^o^)／
おそらく私は半眼であった。
当然、ヨダレも垂らしていた。
下手すりゃ失禁していたかもしれない。
そして思った。
これが「本当の整い」なのだなと。
今回、かなり山頂に近い場所に行けた。
いや、山頂まで行けたのかもしれない。
少なくとも、吉田口よりは上に行けた。
これが整い……！
みんな、ここまでのトリップ経験をしているのか……と羨ましく思うと同時に、自分の中での「整い経験値」が確実にあがったことを嬉しく思った。
また、やはり、整うには環境ってのが重要であると再確認された。うちの近所の銭湯のサウナは、ちょっと「動線」と「水風呂」と「休憩」の3点がいただけないので、思うように整えない。
上級者向け、なのだろう。
自宅の家でやるスチームサウナも、整うことは整うのだが、その “整い時間” が極めて短いことも今回わかった。
本当の整い時間が100ならば、家スチームサウナでの整いは10くらい。
本当に刹那な整いであるが、整えることは整えるので重宝はしている。
そういえば、このホテルにて、新たな整い方も身につけた。
それは、「サウナ → 水風呂 → 外気浴 → 露天風呂」という4段コンボ。
露天風呂以外のパートを極めて短くまとめ、少し寒いくらいまで外気にあたってからの露天風呂……は、富士山9号目くらいの整いがあった。
これはこれでよし、だと思った。
ちなににホテルの名前は「カンデオホテルズ神戸」。
ここのスカイスパは本当に最高。
また泊まりたい。
……って、今リンクを調べてみたら、なんとこの宿、「SAUNACHELIN（サウナシュラン）2020」特別賞を受賞している名店（？）だった!!!!!
なんという偶然。
そりゃ整うわけだわ。
ということで、整いのためだけに泊まるのもよしだ。
また行きたい〜！
