それは、ちょっと意識高めのスーパーに、「高いんだけど、おつとめ品になってる豆腐」が売ってたことから始まった。
さすがは意識高めのスーパー。
きな粉もこんなに種類がある!
さらに「黒蜜もありますか?」と聞いてみたら……
瓶入り!
ということで、
ゴージャス版「なん豆 (ナントー)」の材料を揃えてみた。
おさらいしてみよう。
まず豆腐は、313円もするやつ!
ここから30% (94円)引きなので、219円だが、それでも豪華な部類に入るだろう。
きな粉は、いろいろあった中でもコレをチョイス。
なんと374円もする高級きな粉だ。
そして黒蜜は519円!
割引なしで計算すると、3品あわせて1206円!
普通に台湾料理屋さんで本物の豆花を2杯くらい食べられそうな価格やんけ〜っ!
さらに、
マイフェイバリットなんとー果物であるイチゴ&キウイも用意。
それではさっそく豆腐から……
なんか波打ってる〜っ!
この堂々とした佇まい、安物ではない……!
そしてきな粉と塩とシナモンをかけて……
果物しきつめ……
黒蜜かけたら……
完成!
して、そのお味は……
(ここから長文いきます)
めちゃんこうまい……。
ほぼ店。
ほぼ店レベルのクオリティ。
なんちゃって豆花を出す店なんて聞いたことないが、見事に「家」から「店」へ一気にレベルアップしてしまったのであった。
何がどう作用したとかいう問題ではなさそう。
豆腐もきな粉も黒蜜も一級品。
「プロレベルの投手が3人」ではなく、佐々木、大谷、ダルビッシュが揃ってしまったような。
イチロー、松井、野茂英雄みたいな。
そんなのもう……みたいな圧倒感。
というか、小洒落た食器でこのレベルのなん豆を出されたら誰も文句は言わないと思う。
え、これ、豆腐なんですか? みたいな。
それほどまでに「店」だった。
ただし!
これに慣れてしまったら、せっかくの「なん豆」の良さも消えてしまうような気もした。
というのも、高けりゃ高いほど美味くはなるが、「安くあのレベルの味を楽しめる」のもナントーの良さであるからだ。
こんなに安くてこのウマさ!
それがナントーの魅力でもある。
なので、高級路線はある程度の線引きを意識して攻めないと、どんどん青天井になってしまう諸刃の刃。
ゆえに、「ほどほど」を攻めながら楽しむのが吉なのかもしれない。
でないと、ほんと、際限なく高み、高みへと進んでしまうから。
キリがないほど進んでしまうと思うから。
いずれにしてもわかったことは、クオリティの高い(良い)豆腐であれあればあるほど、なん豆もウマくなるということ。
それだけは間違いない。