もう、空の色も、風も、秋だ。
まだかろうじて暑さはあるけど、今の暑さは、秋の暑さだ。
かつての私は、夏が終わるのが悲しくて仕方なかった。
夏が終わる9月の今ごろ、心身ともに調子を崩すくらいに。
それくらいの夏男なのだ。
ところが今年は、そこまで悲しくなかったりする。
「暑すぎた」からではない。
わたし的には、今年くらいの暑さが毎年続いてほしいくらい。
今年の夏は最高だった。
そう、今年の夏は最高だった。
暑さも良かった。
いろんな人に会い。
いろんなことにチャレンジした。
なんだかとても長い夏だった。
ずーっと、ずーっと、充実していた。
そういえば、44年生きてきて、今年の夏が最も「直射日光を浴びなかった夏」だったと思う。
春にシミ取りしたから、絶対に日焼けすまいと日焼け止めクリームしまくりで。
日陰に入って隠れたり。
とはいえ、「夏」や「暑さ」は楽しめた。
今までは太陽に面と向かって挑んできたけど、太陽との距離感は、このくらいがちょうど良いのかも?
そんな距離感が、充実にも繋がっていたりもするのかしら……なんて思ったり。
今年は夏を、乗りこなした。
いい夏だった。
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