困ったことに、いいや、ぜんぜん困っちゃいないが、困ったことにキックが楽しい。
いいや。
楽し “すぎる” のである。
見る方ではない。
やるほうだ。
忘れもしない14歳の夏。
ひょんなことから私はキックの門を叩いた。
引っ越すまでの2年ほど、のらりくらりと練習した。
引越しを機に、キックからは離れた。
それから約25年後。
40歳になった私は、これまた夏ごろ、約四半世紀ぶりにキックの門を再び叩いた。
もちろん昔とは違うジムだけど、とても良いジムに出会えたと心から思う。
おもしろいのだ、毎度毎度。
うまくいったら楽しいし。
うまくいかなくても楽しいし。
うまくなってくのも楽しいし。
うまくできないと悩むのも楽しいし。
そしてなにより、人との交流が楽しいし。
いつぞやか、けっこう前。
まだ今ほどジムに溶け込んでなかった頃。
ジムの先輩と世間話をするような会話の中で。
このブログに書いたような、適度に端折った羽鳥キック史を説明したところ、先輩は、ぼんやり上を見上げながら、サワヤカな表情でこう言った。
「よかった。ほんとによかった。キックに帰ってきてくれてよかった」。
つい最近、先とは違うジムの先輩と世間話。
「羽鳥さん週5くらいで来てますよね」的な話になり、私が「もうね、来ちゃうんですよ。楽しくて楽しくて (笑)」と返すと、
「それが一番。楽しいのが一番です」。
楽しいです。
勝ちたいです。
がんばります。
今が青春。
常に青春。