諸事情により肛門を広げる手術を行なってきたのが昨日。
これまでの経緯は以下を参照のこと。
【指2本スムーズ】目が覚めたらケツの穴のデカい男になっていた - 羽鳥商店
その後、どうなったのかを簡単に報告しておきたい。
まず、昨日は、できるだけ排便したくならないよう心がけた。
なぜなら、排便しても良いけども、自分で術後の肛門を保護するガーゼならびに、「三つ目がとおるオシリ版」のような「X」のテーピングをほどこさないといけないからである。
正直めんどくさい。
翌日にはこの「三つ目がとおるテーピング」も外してOK、お風呂も温泉もOK牧場とのことだったので、なんとか昨日は耐えに耐え、早めに寝ちまおうとしたのであった。
しかし、うまく眠れない。
肛門付近……というか、ガーゼをおしりでサンドイッチしているような状態なので、どうしても違和感があり、寝てもすぐに目が覚めてしまうのだ。
「まだ0時か!」
「まだ1時か!」
「まだ2時か!」
起きても起きても、まだ夜中。
こんなにも夜が長く感じたのは久しぶりだ。
しかし、寝たり起きたりを繰り返しつつも、なんとか5時すぎまで耐え切った。
もう「翌日」であろう。
ようやく私は自由の身 (尻)に……と、その時!
急な便意をもよおした。
わりと直下型。
橋本真也「垂直落下式DDTいきます」くらいの直下式予告。
だが、もう私は「翌日」なのでドンと来い。
この三つ目がとおる的な白いXテープを外して……って……とれない!
とれないのだ!
うそだろ?
ちょっとまて、なぜ?
きのう病院でもらった「自分でやる用のガーゼとテープ」は確認済みだが、そこにあったテープはマスキングテープみたいな薄くて細いやつだった。
なのに、後ろを振り返ってよく確認すると、私の尻に張り付いているテープは、結構な太さ。
それこそ、いわゆる「ガムテープ」くらい太いテープ。
さらに!
ぜんぜん剥がれない!
これ、医療用のテープじゃなく「ゴリラテープ」なんじゃないかってくらいに剥がれないのだ!
※ゴリラテープ → 最強の粘着力と定評のある強力補修テープ
落ち着け、オレ。
いや、そう落ち着いてもいられない。
便は確実に一歩一歩迫ってきている。
出口へ向かって、ジリジリと進軍している。
でもマジで剥がれない!
多少の痛みなんて耐える覚悟はできている。
そうではなく、あまりにも密着しすぎて、「剥がすとっかかり」がめくれないのだ。
迫る便!
テープをカリカリする私!
B級ゾンビ映画で「迫ってくるゾンビの大群を振り切り車に逃げたがエンジンがかからない!」とよく似た状態がそこにはあった。
カリカリカリカリ……
カマン!
カマーーン!
もうヤバい!
ゾンビなら、運転席のドアをドンドンと叩いている。
と、その時!
かかった!
エンジン……ではなく、ようやくテープの端に爪がかかった!
一気にベリっとゴリラテープ疑惑を剥がす。
痛いなんて言ってられないが、死ぬほど痛い!
そして、Xの右上、右下を剥がし、肛門を蓋していたガーゼの塊をパコっとドア的にめくり、無事に排便。
予告は直下式DDTだったが、結果的には雪崩式DDT (なだれしき)というか、「ほぼ水」な便であった。
※汚い話でスミマセン
そんなに水を飲んだ覚えはないのに、なぜ「ほぼ水」になるのか不明だが、とにかく術後初の便は「ほぼ水」であった。
危なかった……。
こんな雪崩式、あと1秒でも遅かったら大変なことになっていたぞ……とガーゼを見たら、ほんの少しだけアウトだった。
まさに危機一髪。
※間に合ってない。
いずれにしても、大事 (おおごと)にはならないで済んだ。
なお、便の後も大変だった。
私は常日頃から、滝行をする修行僧のごとく「シャワートイレの勢いは最強」を徹底しているほどの洗浄強者なのであるが、いつも通りの最強シャーしたら「ギャー!」となったのである。
叫ぶほど痛いのだ。
そりゃ痛いはずだ。
きのう手術したばかりなのだから。
いま私は、人生初の「最弱モード」に設定している。
また、その後も何度か便をしたが、一向に固くはならず「ほぼ水」のまま。
まだお薬の作用とかで、腸がうまく働いていないのか。
ともあれ今日もしっかり食べつつ、安静に過ごしたい。
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