いろいろやった。
けど、浴槽の水はけは改善しない。
これまでの経緯は
第一話
バフタブの水はけが悪すぎるので「パイプ洗浄剤ピーピースルー」をまるまる1瓶使ってみた結果 - 羽鳥商店
第二話
風呂の水はけの悪さが直らんので「パイプユニッシュPRO」をまるまる1本使ってみた結果 - 羽鳥商店
第三話
風呂の水はけ問題、そもそも排水口を分解できるのでは? と説明書を調べてみた結果── - 羽鳥商店
上の3記事を参照してもらうとして、多くの方からコメントをいただいたのが、この記事のトップ写真にも写っている、
この四角い方の排水口に何かが詰まっているのでは? というご意見。
上の記事の中にも書いてあるとおり、この部分はつい先日、「マンション全体の下水チェックみたいなのが行われ、2人の業者さんが各部屋のキッチン、浴室、洗濯機スペースの下水をくまなく点検、ならびに高圧洗浄で清掃」してくれていたばかりなので大丈夫であろう……と踏んでいたのだが、たしかに皆さんの言うとおり、改めて確認した方が良い気もしてきた。
業者さんの清掃が完璧ではなかった……という可能性もなきにしもあらずで。
ということで私は、シャワーを浴びるがてら、掃除用歯ブラシ持参で徹底的に確認&清掃してみることにした。
取れる部品はすべて取ってゴシゴシと掃除。
奥の方にあるこんな部品も、もちろん外してゴシゴシ。
その先にある二つの穴も、歯ブラシでゴシゴシ……とやっていたところ、
ガッツリと歯ブラシ全体が入ることに気がついた。
で、見えない配管の内側全体をくまなくゴシゴシしていると──
ん?
ゴシゴシやると──
こっちもの穴も呼応!
ここまで敏感に反応するということは、この四角い方の排水口と、浴槽の排水溝の間には……
もはや髪の毛やゴミは詰まっていないということ……
となると、こちらの詰まりはどうなのか? という点も気になるが、こちら側へ続く穴の内部にも歯ブラシを入れてゴシゴシ清掃。
そもそも、こちらの四角い方の水はけ具合は最初から問題なかったので、最終的に下水へ続く道にも、髪の毛やゴミなど塞ぐモノは無かったと想定される。
つまり、
今はこんな状態。
すべての排水口を掃除し切って、何も障害物がない状態……
……いや!
ここっ……!
フタは取れるけど、その内部は固定されていて分解できないから「ピンセットや綿棒」で掃除するしかなかったところ。
コメント欄や、SNSに届いた数件のDMを読むと、どうも「100均とかにも売っている、細い針金のブラシ」などを使うとゴッソリ取れるとのことなので、後日100均で買って試してみよう──と思っていたのだが、
なんと……
歯ブラシが入ることが判明!
ならこれでええやんと。
んで、ゴシゴシしたが──
髪の毛が1、2本、絡んでいただけだった。
もうここまできたら、
完全にこの状態になったと見て良いだろう。
遮るものは、何もない。
水を少しためて、
排水!
やっぱ「超ゆっくり」なのである……。
ここで私は、当ブログに書き込まれた、数々の貴重な証言を思い出していた。
もしかして、「そういうモン」なのか……?
そこで私は、最終手段としてTOTOに問い合わせてみることにした。
水はけが遅い、と。
これは仕様なのですか? と。
返事が待ち遠しかった。
届くまでの間も、シャワーを浴びては水はけ具合を確認した。
そんなある時、水をためて、
排水したら、
ちょうど髪の毛がプカプカ浮いていた。
ゆっくり、
ゆっくりと排水口に向かう髪の毛。
なぜこんなにも、ゆっくりなのか。
そう思っていると、また新たに髪の毛が流れてきた。
もちろん向かう先は排水口だが、
直前にゴールがあるというのに、
彼らは、もう、走っていない。
徒歩、あるいは牛歩レベルのスピードなのだ。
なぜ最後の最後で気を緩めるのか。
最後まで全力で走り切り、「スカッ!」っとゴールのテープを切ろうではないか。
なぜ、そこで立ち止まる。
一体なぜ、まるで蕎麦をすするように「ジュルッ!」っと「最後のひと吸い」ができんのだ。
なぜ。
なぜなんだ。
やる気あるのか。
オイ、どうなんだ。
貴様ァッ……と、その時、TOTOから返事がとどく!
実際の状態を見ていないので完全な案内はできないとしながらも──
──そして私は結論づけた。
ウチのこのお風呂の水はけ具合は、
こういうモノなのであると──。
【完】
【バスタブ水はけ物語】
第一話
バフタブの水はけが悪すぎるので「パイプ洗浄剤ピーピースルー」をまるまる1瓶使ってみた結果 - 羽鳥商店
第二話
風呂の水はけの悪さが直らんので「パイプユニッシュPRO」をまるまる1本使ってみた結果 - 羽鳥商店
第三話
風呂の水はけ問題、そもそも排水口を分解できるのでは? と説明書を調べてみた結果── - 羽鳥商店
最終話
【浴槽水はけ問題完結編】すべての排水口を完璧に掃除&メーカーにも問い合わせ導き出された結論