中級ホテルのレストランでメシを食うという危険なギャンブル

私がたまに繰り出す「旅を楽しむ技」のひとつに「ホテルのレストランでメシを食う」というものがある。

朝食ビュッフェは抜きとして。

貴重なディナーの1回分をホテルのレストランに託してしまうという超荒技。

当たったらデカい。

なにせ、すぐに我が自室に戻れるのだ。

ただし、外す可能性も高い。

私が泊まるのなんて1泊5000円〜10000円ほどの中級ホテル。

そのようなハコに入っているレストランよりも、外で食べた方が美味い可能性は高い。

かくして私は賭けに出た。

外が雨だったってのもある。

10階、屋上のプールバーがレストランになっていると。

行ってみた。

そしてまずはコーラを頼んだのだが、

最高やん。

とりあえず今のところ最高。

そしてしばらくすると、私が注文した「海老パスタ」がやってきたのだが、

ちょっとなにこれ美味すぎるんですけど。

想像以上に攻めてる料理。

海老、そして存分にふりかけられた粉チーズ。

それらをからめてパクリといただく「海老パスタ」は、私の予想を遥かに上いく完成度の高い料理だったのである。

強いて言うなら、量が少ない。

3、4ロールくらいで終わってしまう。

しかしその刹那さが、また存在感を引き立たせていたようにも感じる。

いずれにしても、私は勝った。

一世一代の賭けに勝った。

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