羽鳥商店

GO羽鳥(マミヤ狂四郎)の自由帳。

人生初「講演」の裏側 〜ギリギリすぎる決断の連続〜

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うやく今日、ホッと一安心な1日を送っているけど、ここ1週間、いや、数週間はピリッピリのキワッキワだった。

 

とりあずロケットニュースの仕事が忙しく。

加速度的に忙しくなり。

しかも大事な取材が連発であったり。

それに加えて、マミヤ狂四郎の漫画仕事もあったりで。

朝から晩まで働かないと本当にすべてが間に合わないような状態。

 

そんな中で、昨日(9/23)に予定されている静岡県富士市の講演のための原稿ならびにパワポ資料も作らなくてはならないという崖っぷちのタスク量。

それゆえ、講演前の1週間は、朝のジョギングやキックボクシングのジム通いも自粛して作業にあてないと間に合わないような状況だった。

 

少しでも気を抜いてSNSとかにハマってたら、間違いなく何かしら落とす(間に合わなくなる)と判断して、iPhoneの「スクリーンタイム」で、SNSなどの「アプリ使用時間」に自ら制限をかけたりもした。

「SNSは1日15分まで」とか。

 

いつもの数倍は栄養ドリンクを接種して。

カフェイン剤とかも飲んじゃったりして。

十数年ぶりに徹夜に近いこともやった。

 

そして完成した講演の「原稿」と「パワポ資料」。

講演本番の前に1度くらいは練習しておきたいと思っていたのだが、ようやくその時間が作れたのは、講演12時間前となる、講演前日の夜10時ごろだった。

 

大雨のなか、近所のカラオケボックスに初めて入ってみた。

※カラオケは大の苦手

 

システムとかよくわからないけど「1人です」と伝える。

狭い部屋とかで全然OK。

しかし、大雨だから客がいなかったのか、それとも逆に満室だったのか、1人の私が通されたのは、

 

 

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30人くらい入れそうな大部屋だった……。

なんか落ち着かないけど、まあいい。

私がやることは練習だけだ。

 

そして1人、ひたすらパワポを操作しながら原稿読みの練習開始。

 

誰もいない大部屋で

「はいどーも、GO羽鳥です!」

とかマイクで声を張る私。

 

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最初は緊張していたが、徐々に慣れてきて、1人なのにアドリブ的なギャグをぶちこんだりも。

 

しかし、そんなこんなで気持ちよく「起承転結」の「起」である自己紹介をしただけで……

 

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すでに25分以上が経過していた──。

 

さらに「起承転結」の「承」の10%くらいの時点で、

 


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もう50分に迫ろうとしていた──。

 

ちなみに私に与えられた講演の時間は60〜90分。

なのにまだ原稿の20%くらいしか話せていない。

 

このままの状態で進めていったら4時間以上はかかってしまう計算。

 

なんかもう講演会というより「どれだけ迷惑メールのネタだけで話す事ができるかのギネスに挑戦」みたいな状態になっている。

 

このままではマジでヤバイ……と判断し、私はカラオケボックスをあとにして、原稿ならびにパワポ資料の大幅な改造にとりかかった。

具体的には「大幅カット」である。

 

時刻は0時をとおに過ぎ。

なくても良さそうなところ(主にギャグ部分)をカットして、カットして……。

相当にスマートになったところで、シャワーを浴びて、ひとまず就寝。

数時間でも寝ておかないと、講演中に寝てしまうおそれもある。

 

 

※実は私、すごい昔、忙し過ぎることによる徹夜明けで民放テレビの本番(しかもゴールデンタイムの番組)に臨んだところ、本番中に気絶的に “一瞬” 寝てしまい、とある有名タレントさんからの質問を完全無視するという失態をおかしたこともある。

もちろんスタジオは凍りついた。

それ以来、徹夜はしていない。

 

 

んで5時に起きて、バタバタと支度をし、


f:id:gohatori:20230924162529j:image新幹線の中でも、まだ推敲。

 

んで、この時、

 

「原稿あったら読んじゃうし、そもそも もう原稿を覚える時間もないし、ポイントとなる単語や、自分に対してのカンペ的な言葉を、見えないくらい小さい文字でパワポ内に入れてしまったらどうだろう?

 

という荒削りなアイデアを思いつき、さっそくパワポにカンペ的な単語を付け足す。

それで本番をイメージしながら心の中で練習したところ……イケる!

こっちのほうが自分の言葉でしゃべれる!

※カンペは丸見えだけど

 

ということで、

 

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原稿を捨てる判断をこの時した。

 

さらにもうひとつ大きは判断を下したのは、講演の全体的な構成。

起承転結の4パートで作っていたのだが、話の流れや、話の内容の重さ的に、

 

本来あった「起承結」

 

 

承結

 

へと大幅に構成を改造したのであった。

 

もう本番数時間前。

イチかバチかの大バクチ。

 

でもたぶん、こっちのほうが、お客さんもすんなりと話に入って行ける気がする……と私は信じ、ついに10時30分ごろ、いざ本番へ。

 

 

 

正確な時間はわからないけれど、おそらく私が話した時間は90分を少しだけオーバーしたような感じだったと思う。

 

話につっかえてしまったり、いらんことに時間を割いて話してしまったり「原稿がない」からこそ起きるミスはしてしまったけど、初めてにしては、なんとかなったと自負している。

 

なにより、前日、大雨だったけどカラオケボックスに行って練習しておいて本当によかった。

あれをしないで本番に臨んでいたら、本当に目もあてられないほどの事故が起きていたと確信している。

 

 

練習って大事。

準備しておくことって大事。

 

 

もしも今後、また講演の依頼があったら、今回よりも上手に話せるようにしたい。

昨日は100%以上の力を出したから自分で自分に100点あげたいけれど、まだまだ講演のクオリティは上げられると思っている。

昨日が100%だとしたら、500%くらいまで完成度を高めさせられるような気がする。

 

 

ちなみに公演後、私は会場近くの「さわやか」に行き、

 


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まずは生をグビッっと飲んだ。

ここ1週間のピリつきが一瞬にしてほぐれるような、本当に美味しいビールだった。

こんなに美味いビールがこの世にあるのかってくらいに。

 

もちろんハンバーグも美味しかった。

いい日だった。

またひとつ、成長できた。